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(ここはbewaad institute@kasumigasekiの過去ログ倉庫です。コメント等は仕様上受付けを停止しておりませんが、こちらではご遠慮いただければ幸いです。何かございましたら、現行サイトにお願いいたします。)

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2005-01-24

[notice]trackback文字コード問題など

とりあえずの対応をしてみました。文字化けはしなくなったと思いますが、もしダメならまた考えないと・・・。

あと、どうもデフォルトの10日表示はテキストが多すぎるように思いましたので、5日に減らしてみました。もしもっと多い/少ない方がいいというご意見がありましたら、ぜひお聞かせください。

[economy][book]増田悦佐「高度経済成長は復活できる」

先日紹介した岩田先生の「日本経済を学ぶ」で紹介されていたのに興味を引かれて購入、読了。現状認識や将来への処方箋(都市をもっと活性化させる)はwebmasterも異論はないのですが、過去の事実認識については若干の違和感があります。一番大きなものとしては、1970年代に入って都市への人口流入が減ったことの解釈についてですが、人口移動の典型例が就職時の移動だとすれば、1950年代に入るとベビーブームが終わり人口増加ペースが落ちたことが、その20年後の人口移動ペースの落ち込みにつながったと考えた方が自然ではないでしょうか。

あと気になるのは、オイルショックの評価(エネルギー効率に優れた経済構造である日本にとっては相対的に得になった)はなるほどなぁ、と思いますが、同時期のドルショックについての分析がないこと(香西泰「高度成長の時代−現代日本経済史ノート」の紹介で一言ネガティブに触れているのみ)です。個人的には、60年代から70年代にかけて経済構造が変わったというのは、1に先の人口構造により、ベビーブーマーらが勤労世代入りしたことに伴う貯蓄投資バランスの変化、2にドルショックだと思っていますので。具体的には次のロジックです。

当サイトでは何度か書いていますが、あらためて整理してみますと、貯蓄投資バランスからは、次の式が導けます。

民間貯蓄−民間投資=政府純支出+経常収支

民間貯蓄と民間投資は、多少は金利で変わるにせよ、基本は構造的に決まるものです。ですから、60年代から70年代にかけての動きを見ますと、それまでは総じて親の稼ぎを消費する一方であったベビーブーマーが自らの所得で消費と貯蓄を行うようになり、貯蓄投資バランスは貯蓄超過に振れます(当然これだけが理由ではなく、所得水準の上昇等の要因もありますが)。

となると、左辺がプラスになる以上、上記式は恒等式ですから、右辺もプラスにならざるを得ません。だからこそ上記期間に戦後初の国債発行と経常収支の黒字化が生じたわけです。それに加えてのドルショックで、それまでの固定相場制=意図的な円安状態の維持という前提がなくなったわけですから。

でも、このあたりは数字で議論しないといけませんね、これ以上この主張をするなら>自分への宿題。


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