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2005-06-13

[comic]現在官僚系もふ・第12話

まずは浅川議員により実際に作中質問された内容ですが、思ったよりまともでした・・・って当たり前で、実際に行われたものなので。

○尾立源幸君 (略)
それでもう一点、これは大変残念なことなわけでございますけれども、私も財政金融委員会に所属しておりまして、財務省の皆様が必死にこの予算の無駄遣いをなくすために頑張っていらっしゃるというのは私も感じておるところなんですけれども、実は財務省所管の財政融資資金特別会計におきましても、これまた平成十四年から十七年までの財政投融資問題研究会という、こういう研究会をやるという名目で一億九百九十九万計上しておりますが、この研究会は存在しておりません。大臣、これはどうですかね。

○国務大臣(谷垣禎一君) 今朝の読売新聞の朝刊に今委員が指摘されたことが出ているわけでございますけれども、これは、先ほど申しましたように、予算の執行、決算というのはいろいろな謝金とかあるいは庁費とか科目別分類によって行っておりまして、予算積算の見積りである事項別に行われているわけでは必ずしもないわけでございまして、予算の事項別の内訳が必ずしも実際の執行と完全に一致しなければならないというものではないと思っております。
それで、委員の御指摘は、研究会というのは確かに積算のところに上がっているわけですけれども、全体としては財政投融資問題調査研究経費ということでまとめられておりまして、研究会みたいなものも持ったときもございましたし、あるいはこの財投関係について調査を委嘱したというようなこともございます。あるいは海外に行ったときの調査経費に使われたというときもございまして、従来からの調査研究の実績を踏まえた標準的な積算を踏まえて見積もられたものでございますので、これは中身がもう何にもないじゃないかと、風船だけで中は空っぽだというようなものだとは私は認識をいたしておりません。かなりこの財投等々につきましては過去相当研究を積み重ねてきた、その実質が中にあるというふうに私は考えております。

○尾立源幸君 なぜこう私が厳しく申し上げているかと申しますと、やはり予算をしっかりとコントロールしていただく財務省さんでございますから、自分のおひざ元と言うべき財政融資資金特別会計でこのようなことがあると、財務省もやっているじゃないかと、おれだっていいじゃないかと、こんな理屈になりがちなわけなんですね。私も、財務省さんは四つの特会をお持ちでございます、こんなことはないだろうなと思っておったんですけれども、そこの点は非常に残念でございます。
ですから、是非、今大臣いろいろやっているとおっしゃっておりますが、実態に合うように、今年度以降は予算編成の際に明細を作っていただけないかと、このようなまずお願いをさせていただきます。

参議院決算委員会(平成17年4月27日)

さらに質疑後の記者会見でのやりとりもあります(ただし、作中とは異なり定例会見でのことですが)。

○問) 次に、昨日の参議院決算委員会で民主党からの追及があった財務省の架空計上疑惑なんですけれども、大臣はご答弁のなかで、必ずしも予算計上項目と執行が一致する必要はないというご発言を、まあ実際に経費としてお使いになったので、必ずしも一致する必要はないというふうにご発言されたんですけれども、これまで財務省は、まあ特に地財計画などではですね、実際に予算計上されたものを執行していないではないかということで、まあ過大計上しているという観点からですね、交付税削減、強硬な姿勢を示していましたので、そういうお立場からすると、まあ自分に甘く他人に厳しいのではないかと批判されてもしようがないかなと思うんですが、この点について大臣は…。

答) 平たくお答えすると、今のご議論は、ちょっと放送禁止用語かもしれませんが、味噌もくそも一緒にするというご議論ではないかと、私は思います。昨日もご答弁申し上げましたけれども、この予算に関連しては二方向の議論があるわけですね。一つは、国会での民主的コントロールを徹底するために、出来るだけ細かく議論をせよという議論が一方でございます。他方で、あまり、やはり予算の縛りがきついので、カネの使い方が非効率に堕していると、こういう批判がございます。この二つをどこで調和させていくのかということは、実は予算の扱いのなかで一番難しい問題だというふうに思っております。ですから目のなかでですね、ある程度の、実際細かい使い方、積算の根拠としては何にもなしというわけにはいきませんから、かなり細かい積算の根拠をつくるわけですけれども、全部それで完全に縛るということになりますと、ものすごく窮屈なことになりまして、実際は、執行する者の責任でそこのところの判断をしなければですね、あまりにも硬直なものになってしまうということがあります。そして、今度の案件につきましては、ここは十分お調べをいただきたいと思っておりますが、毎年毎年財政投融資については、実質的な研究というのをずっとやってきております。そのときに研究会という名前をつけたかどうかは別として、いろんな形での研究が行われてきておりまして、なかに実体があるものだというふうに私は思っております。
で、最初にお挙げになった例はですね、今までの議論はあんまり細かいところまで入ると、自治体の自治を侵害するということでですね、決算もなかなか相当時間に開きがございましたし、あまり根拠がないままに7兆、8兆という額がですね、片っ方は過大であり、片っ方は過小であるというようなこと。地財計画全体としては辻褄が合っているかもしれませんが、やはり項目のうち7兆、8兆、多い少ないというのは、今回の問題と一緒にご議論をいただくとですね、予算執行の法的コントロール、民主的コントロールと、それから運用の弾力性のその間合いをはかるという観点からいっても、ちょっと比較の対象としては適切ではないというのが私の考え方でございます。

(略)

問) 先程の財政融資資金特別会計の問題についてなんですけれども、先程の大臣の説明、まあ実務に照らしてですね、わかる…われわれも理解出来るところがある一方で、納税者からみるとですね、やはり予算上計上されている研究会というものが全く存在しないというところは、「えっ?」というところがあると思うんですね。それで、まあ積み上げ方式の予算編成という制度上の問題も絡むかとは思うんですが、少なくとも4年間ですか、研究会という名目でですね、予算を確保していたというところはやや、やっぱり惰性に流れていたというか、易きに流れていたというか、そういう面はありますでしょうか。

答) そうですね、今おっしゃったことは、外から、中身の実質がどうあれね、外からみたときにやはりすっきりした姿にしておかないと、信用といいますかね、そういうものが保てないぞというご指摘だろうと思います。確かに、私、先程申しましたように、この問題は研究会という名前はとっていなくてもずっと財投に関しては大きな改革もございましたし、私どもとしては、研究も積み重ねてきたという、そういう自信はあるわけですけれども、やはり命名の仕方とかですね、出来るだけ実態に近いものに改めていくと、こういうことはやはり不断に心がけておきませんといけないなあということはご指摘のとおりだろうと思います。その点は今後、少し私どもも点検をしてみたいと思っているところでございます。

問) そうするとこれ、財政融資資金特会のみならずですね、まあ一般会計はじめ、他のケースでもかなりあるのかなという気もするんですけれども、そのあたりチェックをされるお考えはありますでしょうか。

答) これは、やはり予算を要求するときですね、あらゆる項目にわたって実態に相ふさわしいものにやっていくと。特に今のお話のようにですね、中身とパッケージの包装をですね、違う包装にして、外からみたら違うようなことは、これは改める必要があると思いますので、予算の要求の際にも、査定の際にも、そこのところは心してあたるようにしてもらいたいと。また、私からもそれを指示しなきゃいかんと思っております。

谷垣財務大臣繰上げ閣議後記者会見の概要(平成17年4月28日)

しかし、以上の実際に谷垣財務大臣がした答弁と、作中での記者会見用のシナリオは実質的に大きな違いがあります。作中ではまず「財投研究会経費」として計上されていた予算を別の名目に使っていたことを認めて謝罪。(略)「予算に縛られて硬直的になるよりもむしろ弾力的・効率的な金の使い方ではないか」と私見を述べるとされていますが、これでは予算の定めとは違った使い方をした上で開き直ったことになってしまいます。

他方で実際の答弁では、予算の定めの対象でない積算ベースの話であったことを説明した上で、今後の改善に向けた検討を約束しているわけですから、そのようなひどい話ではありません。意図的に問題をより重大にして財務省を悪役にした・・・なんてことはないのでしょうねぇ(笑)。

それ以外の話は、もふ作成の質問のレベルがあまりに低いとか、浅川議員が質問の際座ったままとか、作中官房長が指摘するとおり総務課がでてくるような話でないとか(そもそも官房長に説明にいくような重大案件ではないのですが、っていうかお咎めなしでしょう)、最後のシーンで秘書の取次ぎもなくいきなり議員には会えないとか(バッヂを付けていないのは、さすがに職場に議員のところに行くとは言わないでしょうから、通常の面会手続をしたということにしておきましょう・・・でもそれだとなおさら、秘書経由でないのがおかしいのですが)、これらの程度の間違いはいつもどおりですね(笑)。

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