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2005-08-09
■ [politics]郵政民営化関連法案否決→解散
前日での予想で外してしまいました(笑)。多分可決してほしい=解散してほしくないというバイアスで客観視できなかったことが原因でしょう。国内問題の停滞(三位一体改革や社会保障改革、政府系金融機関改革などの中断)はまだしも、相手のある現在進行形の話、例えば6ヶ国協議は月末再開だというのにどうするんだとか、拉致問題を巡る日朝交渉はどうするんだとか、在日米軍再編問題はどうするんだとか、考えれば考えるほど暗い気持ちになります(スケールの小さい話ではありますが、webmasterにしても所掌に影響があることは否めず、多くの霞が関住人にとっても、政治空白により少なからぬ案件が停滞、悪いものでは退歩になりかねないわけで)。
#まして政権交代の可能性もあるとなっては。民主党はこれまた構造改革原理主義者が数多くいるところですし。マニフェストも、今回がどのようなものになるかはまだわかりませんが、少なくとも前回のはアレですし。
後知恵で言うなら、小泉総理は「自民党をぶっ壊す」ためにあえて可決の可能性を探らなかったのではないか(周辺はもちろん解散回避のために必死だったわけですが)、という気もします。再修正のカードを早期に切ればずるずると後退せざるを得なくなってしまいますが、最後のぎりぎりで付帯決議に盛り込まれた程度の事項を条文化する修正をすれば可決できたのでは、と思えてなりません。そうした選択をしなかったということは、最後の最後で小泉総理はむしろ郵政民営化よりも解散を積極的に望んだのではないでしょうか。
#「構造改革」のミーム普及という切り口から見れば、後述のとおり、小泉総理からすれば既に目的を達成している部分もあるわけで。
今後の展望として、第1パラよりももう少し先のことを考えてもやっぱり気分は晴れません。公認を受けられない反対派が新党を作るとすれば以前webmasterが予測したような地方に依拠する唯一の政治勢力になるのでしょうけれど、小泉自民党は彼(女)らとは絶対に手を組まないでしょうし、民主党も彼(女)らと手を組まなくても過半数を抑えられるなら手を組まないでしょうから(「抵抗勢力」と手を組むようではメディア受けが悪いので)、選挙後のあり得る与党は次のような連立に限られるでしょう。
- 小泉自民党+公明党(この2党で衆院過半数の場合。ただし、参議院の造反者も除名するなら参議院は過半数割れになります)
- 民主党+公明党+社民党(この3党で衆院過半数の場合。ただし、参議院議員の数を合計しても84+24+6=114にしかならず過半数割れです)
どちらの選択肢も、「マクロ政策なし」「ミクロ介入たっぷり」の組み合わせが好きそうで、「十分なマクロ政策」「必要最低限のミクロ介入」を望ましいと思うwebmasterにとっては・・・。
上のエントリのつづき。bewaadさんのblogから。 ◆ cloudy (2005-08-09 10:25) 今回の解散で、障害者自立支援法案が廃案になったことだけは良かった、と思います。 ◆ bewaad (2005-08-10 06:43) >cloudyさん 障碍者も抵抗勢力認定ですからね、現政権では。インセンティ..
高橋@ダースヴェーダとうんこの投げあいをした経験でいうと、彼も小泉・竹中教の信者ですからなんか思考回路が似てますね。構造改革=小泉の構造改革という構図。構造改革を国民は支持しているので、その体現である自分が支持されてあたりまえ。構造改革の一般的な有意義性が、そのまま自分たちの特殊形態(あるいは堕落形態)の構造改革の有意義性を問答無用に担保しているという発想ですね。これを指摘したらヴェーダー卿は「それをいっちゃーおしまいよ」と返してきたので、たぶんいいところついてんでしょう。笑。この自分たちの過剰なまでの正統意識ゆえに、今回の選挙も勝てるとふんできたのでしょうね。この過剰な正統意識ってなんか寒気すら感じますね。実体はないわけですからね。と、こう書くとだんだん金子勝とか立花隆各氏ににてくるのでガタブル 笑
郵政は漠然と民営化がいいのかな、と思っていた程度ですが、とりあえず国政選挙の投票機会ができたことを歓迎しています。
小泉自民党としては、選挙で衆院反対派を殲滅して参院反対派に裏切り者の末路を見せ、分裂→恭順者取り込み、という線を狙ってるんでしょうね。
民主党は昨日の岡田代表を見る限り、今ひとつ明確な対抗軸を見出せていないように見えますけど…。
ところで、昨日の麻央ちゃんもベタな演技でドラマの雰囲気をぶち壊してて、最高に萌えました。
今回の解散で、障害者自立支援法案が廃案になったことだけは良かった、と思います。いずれまた提出されるでしょうが、それまでにマクロ経済環境が改善され保険財政が健全化されれば…(ありえないか)。
昨日から頭が痛いです。郵政法案そのものがどうのというより、「改革への熱心さ」が政策の対立軸みたいな空気はどうも嫌ですね。ちなみに緊急アンケートで小泉支持率60パーセントだそうで。今年も例年通り棄権主義者でいきます。
小泉と民主党、どっちがマシかと言われれば、小泉の方がまだマシだと思うので、今回は自民党に入れるかな。
どっかの政党がリフレ政策を全面的に採用してくれないかなとも思うけど、構造改革が行き詰まらないとそういうこともないんでしょうね。民主党が政権を取って、精算主義政策でデフレ不況を再び起こして、自民党がそれに対抗するためにリフレ政策を採用する、なんてストーリーしかないのかなと思ってしまいます。(嘆)
>韓流好きなリフレ派さん
しかしどうも選挙で小泉自民党が勝利し、理論的正当性はなくとも民主的正統性を獲得しそうな気がして欝な気分で(10日付エントリで論じてみましたが)、民主党が勝ったところで同じことなのがますます欝な気分になります。
>一国民さん
投票の機会が与えられて困るという国民はいてもきわめて少数派であるはずで、不信任から解散に追い込まれたようなケースであればともかく、ご感想はとても自然なことであると思います。郵政民営化そのものについては、政府部内の一員としての則を超えて近々論じてみたいと思いますので、ご高覧いただければ幸いです。
ちなみに小林麻央は、「スローダンス」で起用するならあの役であると転向しました(笑)。広末の役はやっぱり難しいですし、それを広末もうまく演じていますし。
>cloudyさん
障碍者も抵抗勢力認定ですからね、現政権では。インセンティブ構造を埋め込むこと自体は方向として間違いではないと思いますが、10日付で論じたのですが、共存・妥協を罪悪視するのは構造改革原理主義の本質であると考えていますので、ベターなスキームがあるだろうか、といった見直しは行われることはないのではないかと疑っています。
>すなふきんさん
メディアもそうした報道一色ですね。どうも90年代の選挙制度改革で小選挙区制を導入したのは誤りだったような気もする一方、それによりもたらされた自民党執行部の権力強化・派閥の弱体化という果実をもっとも活用しているのが、当時中選挙区制維持を唱えて総務会決定にも逆らった小泉総理であるというのも、極めつけの歴史の皮肉であるような。
>Baatarismさん
2ちゃんの経済板でだな〜さんがこと今回は、政策の内容ではなく政治手法を問題視して民主党に投票すべきだと主張していますが、10日付で論じたようにああした手法は構造改革原理主義の必然的帰結ではないかと思うに至っていまして、単に小泉総理の方が巧拙において上手な点のみが相違であるような気がします。
質問を一つだけ
郵政特別委員会の議事録 http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/nf_0146_l.htm を流し読みをしてみたのですが、委員が辞任と補欠選任を繰り返していて、挙げ句の果てには一度辞めた委員が次週にまた補欠選任されているのですが、ここまで派手に行われることは良くあることなんでしょうか。これが珍しいことだとすると、このことを報じていたメディア(寡聞にして知りませんが)は存在するのでしょうか。
委員でないと質問できないので、委員数<質問したい議員の数ですと、形式的にはとっかえひっかえしながらまわしていかざるを得ません。常任委員会ならともかく、特別委員会ならそんなこともあるよね、というぐらいの感覚です。
ところでもし民主党が勝利したら、榊原英資が経済財政担当大臣になってしまうのでしょうか?
そんなトンデモな事態だけは避けたいと思うのですが。w
民主党についてはこんな記事も出てますね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050810-00000373-reu-bus_all
あと「isuzukiの日記」によると、このニュースに出てくる大塚という議員は、実質金利の意味を理解してないようです。
http://d.hatena.ne.jp/isuzuki/20050811#p1
なんだかますます自民党に入れたくなってきました。w
大塚耕平って・・・日銀出身者ですね。
実質金利云々は単なるミスのようなので、ちょっと煽り杉でしたね。すいません。
民主党がアンチリフレなのは、大塚耕平を通して日銀内部の意見が入ってるからなんでしょうか?
>Baatarismさん、名無しさん
あの閣僚候補は前回選挙で政権を取れなかったことでご破算になっていたような記憶が。
で大塚議員ですが、ゼロ金利解除という日銀内タカ派的主張に賛成したいがあまり、政党の公約にしてしまう=独立性を否定する、ってのはあまりにシングルタスクな思考ではないでしょうか(笑)。悪女の深情け?