archives of BI@K

CSS: default alternative
(要cookie)

toppage memoranda

(ここはbewaad institute@kasumigasekiの過去ログ倉庫です。コメント等は仕様上受付けを停止しておりませんが、こちらではご遠慮いただければ幸いです。何かございましたら、現行サイトにお願いいたします。)

2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|

2005-12-11

[WWW]ネットでの主張の難しさ

ここ数日はてなブックマークで「人気エントリー」として名を連ねている結城浩さんの「教えるときの心がけ」というページがあります。その中の次の部分が、当サイトでの最近のリフレ政策の普及をめぐる議論(軍板にご迷惑をおかけした件、一昨日のエントリ及びそこでのコメント、等)に関連して考えさせられるものがあります。

あなたは演技者なのですから、大嘘をついても構いません。もしもそれが生徒の理解を助けるならば、ね。わかりやすく教えようとするとき、そこにはいろんなレベルでの取捨選択やデフォルメが入ります。事態を単純化したり、例外をわざと隠して教える必要があります。はじめから、

「AはBでもあり、Cのときもあるけれど、Dだったりもするし、Eかもしれない」

と言われても、生徒は混乱するばかり。はじめのうちは

「AはBである」

と言い切ってしまってもよいのです。この文が生徒の心にしっかりなじんでから、CやDやEの話をしてもいっこうに構いません。

「教えるときの心がけ」

この大嘘がうまく機能するためには、実は生徒のレベルがそろっているという大切な前提が1つあります。仮に「AはBである」と言い切ったときに、「AはBだけでなくCやD、Eであるのではないですか」という質問があったとき、「実はそのとおりなんだ」と答えてしまっては最初に言い切った意味がありません。「そうか、AはBなんだ」と納得した生徒が結局は混乱してしまうからです。

そのような質問をする生徒がごく少数しかいないなら、「それについては後で職員室に来なさい」としてそこできちんと教えればすむでしょうけれど、それなりの数にのぼるならクラス編成が間違っているのです。「AはBである」と言い切るべきレベルの者と、「AはBでもあり、Cのときもあるけど、Dだったりもするし、Eかもしれない」と導くべきレベルの者に同一の説明で足りるはずもありません。前者には大嘘が理解を助けるでしょうけれど、後者にはそのまま大嘘となってしまいます。逆であれば後者には理解がもたらされる一方で、前者にはわけのわからなさが残るだけでしょう。

本来そうした説明の使い分けは、相手の理解の程度に応じて行うこととなります。しかしWWWにおいては‐とりあえずSNSのことは忘れておきます‐そうした使い分けができません。仮に直接名指しをして「AはBである」と言い切って対象者の理解を助けようとして、それを読んだ対象者でない者が「AはBだけでなくCやD、Eでもあり得るのにそれを書かないのは問題だ」と受け止めれば、一人の理解者を得た替わりに一人の理解者を失うことになりかねません。

WWWの万人に開かれたものであるという特徴がここでは議論の組み立ての難しさを助長しています。リフレ派に多い教育者がときとしてWWWでの議論において教育効果を十全には発揮できないのは、人を見て法を説くことができるオフの世界とそれができないオンの世界の違いによる部分があるのでしょう。

#もちろん学生(や講演の聴衆等々)は自ら望んで聴いている場合が多いということ、それなりの知識・関心レベルであること、といった他の事情もあるのでしょうけれども。

ではどうすればよいのか、webmasterにもこれといった対策があるわけではありません。思いつくところは次のようなものですが、もしご意見等ございましたらコメントいただければ幸いです。

あり得る問題点
案1 とっつきやすくしかも「大嘘」の入っていない文章を書く書き手に才能が必要で、webmasterのような非才の身には処方箋になりません。
案2 レベルに応じて書き分ける書き手の負担が増します。
案3 とっつきやすさに徹しその先は他のリソースにまかせる適切な誘導先がある保証はありません。
案4 あきらめるそれをいっちゃあおしまいですし・・・。

[computer]みずほ証券の誤発注

警告の頻度が高く、しかもそれを無視しても問題がなかったからこそ無視するくせがついてしまったわけで、問題がありそうならとりあえず警告を出すようにしておけ、というシステムの仕様が遠因になったように思います。素人考えとしては。

ヒトは楽をしたがる動物で、それを前提にすべきなのではないでしょうか。JCOの臨界事故とその意味では共通点があるようにwebmasterは思います。

本日のツッコミ(全18件) [ツッコミを入れる]
名無之直人 (2005-12-11 17:49)

ども。リンク先の文をざっと眺めたのですが、
『教師の仕事はガイドです。ですから生徒にすべてを教えてはいけません。またすべてを教えられると思ってはいけません。ガイドは基本的な道案内をします。』
というのがbewaadさんに対する結論かと思われます。

オフの世界の教室だとしても、進学校で同程度の学力のある生徒達が目の前にいたとしても、同じ内容を同じ方式で教えても同じアウトプット(理解)が生まれてくるとは限りません。

WWWでは見ている人のレベルは異なりますし、客観的に同程度の能力を持つ人達の間でも見解が分かれる場合があります。

bewaadさんの限界は『それはクラス編成が間違っている』という言葉に顕れています。大恐慌時のピグーの『これは労働市場が間違っている』という有名な言葉と同類に感じました。

もしどうしてもbewaadさんがリフレ政策(等)に関する啓蒙活動を(特に経済学的素養が無い人達に対して)続けられたいなら、こちらの更新ペースを落として、別個に入門者用のサイトを新設された方がよろしいかと思われます。

もちろん人としての生活や余暇時間に割ける作業時間は限定されていますので、新サイトのエントリの更新ペースは1-2週間に1個というもので積み重ねていく感じで充分でしょうし、bewaadさん個人で全部やる必要も無いでしょう。(志と理解を同じくする人達との共同作業で進める方が現実的です。最終的にUpするまでにお互いの間で記事を推敲しあえばある程度労力は減じ得ます)

ただしそのサイトで気をつけなければいけないのが、参考文献を紹介するのは有りだけれども、基本的な説明内容は全てサイト上で紹介して解決しておく必要があります。(でないと紹介文献だらけで終わってしまう危険性があるので)

どちらにせよ気長な作業になりますし、効果の程もほとんど感じられない骨折り損になる可能性の方が高いのですから、ある程度割り切る必要があるかと。

先日の記事のトラバの中でもご紹介させて頂いた『細野真宏の経済のニュースがよくわかる本』シリーズは、分からない立場の人から読んでも分かるように書かれた非常に良い入門書です。

リンク先で書かれていた、AはBだけど、CやDやEであるかも知れないというのもうまく説明されています。本だから出来るとも言われそうですが、その限界は踏まえつつWEBにしか出来ない事をやっていけば良いかと思われます。(逆に新設した共同サイトの内容を数年後に出版する事を視野に入れても良いわけですし)

物事に深く通じる事と、それを巧く人に説明できる事は、それぞれ別個の才能を要します。両立できる人もいますが、できる人達もそれなりに苦労はしてると思われます。それこそbewaadさんの様に。

長々と書かせて頂きましたが、開き直って今までのスタイルを貫き通すのも有りだと思うのです。何より御本人の『やる気』が一番貴重で大切なのですから。(私程度の者からしても、bewaadさんの記事は分かり易く書かれてると思うし、参考になる事も非常に多いですから。)

K (2005-12-11 22:35)

「とっつきやすさ」については、まずは形から入ったらどうでしょうか。

・CSSの疑似フレームやめて、ふつうのブログのようなデザインにする。
・背景色白、文字色黒にする。
・結城さんを参考にして、一文や一段落は短めに。何かを列挙するときは箇条書きで。
・あやしげなハンドル名やめて、○山△男のような名前にする。
・ブログのタイトルは日本語にする。

ちゃかしてるんじゃなくて、けっこうマジです。特に、疑似フレームはスクロールしにくくて読みにくいです。

お気に障りましたら、申し訳ないです。

bewaad (2005-12-12 02:58)

>名無之直人さん
丁寧なご指摘ありがとうございます。見抜かれているとおり、実は根本の問題はどこまで普及に力を注ぐかで、リフレは今のところトッププライオリティではありますが、それにすべてをささげる覚悟はありません。そこの踏ん切りがつかず中途半端なのは(これまでもなんどか書いたことがありますが)結構悩んでいるところです。

とりあえず細野本(まだ読んでいません)を読んで表現を学んでみたいと思います。ご指摘のような共同作業については、ちょうど田中先生が音頭とりを始められていますので、そこにできるだけ協力するところから試してみます。

1つだけさらにご意見をいただければと思うのが、
>bewaadさんの限界は『それはクラス編成が間違っている』という言葉に顕れています。大恐慌時のピグーの『これは労働市場が間違っている』という有名な言葉と同類に感じました。
の部分です。

例えば予備校のクラス分けや、別分野でいえばマーケティングにおける商品の差別化を考えても、ある程度の対象の類型化・分断化を図って、それぞれに応じてアプローチを変えるというのはピグーの話とは違うと思うのですが、どうでしょう。

>オフの世界の教室だとしても、進学校で同程度の学力のある生徒達が目の前にいたとしても、同じ内容を同じ方式で教えても同じアウトプット(理解)が生まれてくるとは限りません。
というのはおっしゃるとおりだと思いますが、だからといって学力の程度が相当程度違っている生徒が混在しているよりは効果的な対応が可能なのではないでしょうか。

fhvbwx (2005-12-12 02:59)

>疑似フレーム
Firefox1.5にしたらスクロールできるようになりました。(既にryozo18さんが指摘していますが念のため)

>主張のやり方
一サイトで何でもかんでもやろうとするのは不可能だと思いますよ。bewaadさんに求められているもの(あるいは比較優位)はわかりやすさじゃないと思います。
>案2
書き手の負担は書き手がある程度増えれば分担することで解決されます。そして、書き手が足りないのは潜在的なリフレ派が少ないからではなく、新規参入に障壁があるのかそもそも需要がないのかあたりが怪しいと思います。
>案3
現実には適切な誘導先はあると思いますよ。これだけ長くリフレについての議論をやっているわけですから、大抵の議論には適切な回答がどこかにあるはずです。ただ、例外(今回みたいなあまりリフレと関係ない場合)とコスト(誘導先の検索コストと入手コスト)が問題になりますが。

>誤発注
ミスをリカバリーする仕組みがなかったことも原因でしょう。報道を見る限り最大の問題は取り消しに失敗したことのようなので、警告されるような注文は一発で取り消せるようにすべきです。

bewaad (2005-12-12 03:09)

>Kさん
丁寧なご指摘ありがとうございます。一文・一段落はこれでもかなり気をつけているつもりなのですが、まだまだ努力が足りないようです。一段と気をつけます。

CSSについては、自分で非常に気に入っているので未練は多いのですが、ちょっと考えてみたいと思います。とりあえずスクロール問題については、画面右上の"alternative"をお試しいただければ、当座の応急にはなると思います。

ハンドル・サイト名は、一応これで認知を得てきていますし、画面レイアウト以上に思い入れがあります。せっかくのアドバイスではありますが、このまま続けさせてさせていただきたいと思います。ご厚情を無にする形となり申し訳ないです。

bewaad (2005-12-12 03:28)

>fhvbwxさん
>比較優位
田中先生や飯田先生等の存在を考えれば、わかりやすさは自分の比較優位かなと思ってます。その認識が間違っていそうで最近悩んではいますが(笑)。

>分担
そうそうたる先生方の存在を考えると、自分の担当が思いつかないのですが(笑)。とりあえずアクセス数なら役立てるようなので、紹介記事系でしょうか、私は。

>新規参入
それこそfhvbwxさんが新規参入いただくなど、それほど捨てたものではないと思うのは甘いでしょうか・・・。徳保さんもそうだと認識しているのですが。

>誘導先
多分いちごの過去ログ整理が一番の早道なのでしょうけれど、のびたさんを代表に試行例はあってもなかなか手ごわく、相当のコストがかかりそうです。

一般論としては、ボトルネックはリフレ政策に直接関係する部分より、そのバックグラウンドとなる基礎的な経済学の部分ではないかと思います。専門論文に歯が立たない身として、誰かが間に入ってくれないとなかなか手が出ない経験に照らしてもしみじみと。

>誤発注
ローコストの対応としては、定期的に取り消し訓練をやるということになるのではないでしょうか。今回の件でも値段さえきちんと指定できていれば「一発」だったわけで(その指定なくしてもというのがご指摘の「一発」だとは承知していますが)、そのあたり頭で覚えるだけでなく体を動かしてみた経験が有効であるはずです。

名無し三等兵 (2005-12-12 07:22)

荒らしっぽいことはあまり書きたくないが

>#もちろん学生(や講演の聴衆等々)は自ら望んで聴いている場合が多いということ、
>…
>といった他の事情もあるのでしょうけれども。

自ら望まない人にどういう「教育」をしようというのか。

名無之直人 (2005-12-12 13:28)

ご指摘通り、対象毎にマーケティング手法を変えるなどは、こちらから能動的にアプローチできる対象を選択できる時は有効な手段ですが、WWWでは秋葉の路上の実演販売の様に、道行く人を呼び止めてこちらに興味を引かせる事がまず先決されるべき優先事項なので、彼らが最終的に自分の商品を買ってくれる対象かどうかという判断は据え置かれるべきです。

『学力の程度が相当程度違っている生徒が混在している』状態が常態であり、その群れに対して呼びかけるというスタンスが忘れてはいけない前提になります。基本的に現在のbewaadさんのこちらのサイト上で展開される主張や議論を理解出来る人達に対して更に間口を広げるような記事を書かれる必要は皆無であると、まず割り切ってしまいましょう。

呼びかけるといってもWWWですので、相手がまず訪れてくれないと始まりません。
ハードルは高そうですが、最近では経済(学)入門を謳った本は結構書店に並んでますし、日本経済や株式などに関する本はそれこそ何種類も置いてありますので、一般における経済(学)への興味は決して低くないと言えるでしょう。

今から割り込める隙間(ニッチ)としては、ブームに乗って株式や投資信託を始めてみたけれど、経済の先行きが今後も明るいままかどうか今ひとつ不安で、経済学的に今がどんな状況で、これからどんな事が起こるのかを予測する為に、どんな事を知っておくべきなんだろうという人達が狙い目でしょうか。

貯蓄から投資へと関心が向いている世の中の潮流に釣り糸を垂らすというか撒き餌をする感じが適当かと。

経済予測と投資予測は同一の存在ではありませんが、『買えば儲かる』的な行動の尻馬に乗ってみたけど、みたいけど、でも今の自分の現状把握に今一つ自身が持てない、という人達に、いきなりリフレ政策をふりかざすのではなく、金利という存在が経済に与える影響から、量的緩和解除とゼロ金利解除後に起こり得る事や、高齢者社会の進展に伴う貯蓄率の低下からもたらされる金利上昇基調に増税路線が重なるとどのような事態がもたらされてくるのか、というように、記事を読む人達の生活への接点を常に意識されるといいのかな、と思います。

1個のテーマや疑問などに関する文量は、1画面か多くとも2画面程度に留め、関連事項は続きものにすれば、読む方も疲れずについて来易くなるでしょう。

WEB上のコンテンツで特に参考になりそうなのが、こちらの金融用語辞典と、後ご存知でしょうけれどWikipediaでしょうか。

・よくわかる! 金 融 用 語 辞 典
http://www.findai.com/yogo/

・デフレーション(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3

Wikipediaにしろリフレの説明がこの内容と分量(たったの一行!)なのですから、bewaadさんの活躍できる場は決して狭くなさそうですね。

後はサイトの方向性として、辞書的なサイトを目指すのか(一方向な情報提供)、対話的なサイトを目指すのかによっても、大分労力が違ってくるかと思われます。教科書的な補完サイトであれば、基本的に一方通行の内容でよろしいのではないでしょうか。(似たような質問が溜まってきたら改訂や項目追加とか)

細野本にしろ、インタゲやデフレの説明などはbewaadさんからすれば突っ込みどころ満載でしょうが、まずはシリーズ本を数冊手に取ってぱらぱらとめくってみて頂ければ感触は掴めるかと思います。

のびた (2005-12-13 03:02)

>誘導先
>多分いちごの過去ログ整理が一番の早道なのでしょうけれど、のびたさんを代表に試行例はあってもなかなか手ごわく、相当のコストがかかりそうです。

どうも、最初の数日で挫折した屁タレのびたです。
一応、最初の数日はまともに取り組もうとしたのですが・・・(熱出して寝込みましたし)
やはりあれだけ膨大な過去ログを体系的に整理するというのは、今振り返ると、頭がどうかしておりました・・・

まともにやろうとすると、あまりにコスト負担が大きいので、仮に、別のやり方でやるとしたら、新たにブログをはじめて、2−3日に一回、自分が興味がある過去ログをカテゴリー別に分けて、投稿(コピペ)していくみたいな感じがよいかと思います。
あれこれ手間をかけると続きませんから。

それと、リフレ政策については、既にこのサイトのFAQがあるので、それでよいと思うのですがどうでしょう?
まだ足りないのかなあ・・・

fhvbwx (2005-12-13 03:02)

>比較優位
飯田先生が毎日リフレネタを書いてくだされば、我々の比較優位が他人の褌をとることと口を開けて待っていることになるので、とても楽なのですが。

>分担
バーナンキの解説記事とかどうですか?樹形図を作るためにいろいろ見た範囲では「バーナンキって誰?」という反応がほとんどでしたので。日本のマスメディアではハト派とされていることが多いので、声の出るインフレターゲットであるということを強調しておくと、為替の個人トレーダー(結構多いです)が注目するんじゃないかと。

>新規参入
バーナンキがFRB議長に指名されていなかったら、うちは未だにリフレ派として認知されていなかったと思うので、リフレ派に日銀総裁になってもらえば新規参入が増えるんじゃないでしょうか。本末転倒ですか。
後で新規参入者としての視点でなんか書いてみます。

>徳保さん
多分、永久に参入することはないと思います。

>誘導先
とりあえず、bewaadさんのところの過去ログの整理が先ではないでしょうか。FAQを最新版にしてみるとか。


リフレについての賛否だけなら納得するのにそれほど経済学の素養はいらないかと思うのですが。
「今の日本はデフレである。デフレは良くない。マイルドインフレに誘導しなければならない。」というリフレ政策の目的の部分だけなら納得してもらうのに経済学の知識はそれほどいらないと思うのです。インフレについての理解は義務教育レベル(最近の中等教育は知らないのですが、インフレを分からない高校生はいくらデフレ下でもいないと信じているのですが)ですから、それの正負が逆転するとどうなるかを説明するだけですので。問題はどうやってリフレするかできるのかという手段だと思います。なにしろ、リフレ派の統一見解が存在しませんから。
政治や社会学の領域だと怪しげな具体策でも目的によって正当化されることが良くあるのに、なんで経済学だと一般人から頭ごなしに否定されてしまうんですかね。
あと、高校生向けの経済の教科書や参考書はコストを考えると入門としては悪くはないのではないでしょうか。(ちょっとマルクス主義よりな本が多いのが難点ですが)

>誤発注
東証の会見で不具合があったことが公表されてしまいました。

bewaad (2005-12-13 05:47)

>名無し三等兵さん
疑問・批判・誤解等があれば議論させていただければと思っていますが、自分なりにそれをいい機会と思っていただけるかどうかを見てからしております。

もちろん眼力が足りず結果としてご迷惑となってしまったこともあり、より慎重にそこは判断しなければとは反省していますが、だれかれかまわず考えを押し付けようとしているわけではありません(少なくとも主観的には)。

なお、引用元との関係で「教育」という言葉も使いましたが、わが身にひきつけた部分においては「主張」「議論」という言葉を使い、そこは書き分けていることをご理解いただければと思います。

bewaad (2005-12-13 05:56)

>名無之直人さん
間違っている云々は、まさしく結城さんの引用した部分の手法がウェブでは使いづらい、ということを論ずる前提として書きました。言葉が足らず失礼しました。

ご意見も参考にしつつ今後の方向性は考えていきたいと思いますが、辞書的なものは性格的に無理(笑)でしょう。かといって対話路線もスキル的に、というのが問題なのですが・・・。

bewaad (2005-12-13 06:02)

>のびたさん
個人的には"Economiki"(Wikicloneを使った一種のデータベース)が対応の一案(執筆者は先生方で、webmasterのようなアマチュアは編集や問題提起といった役割分担かと)だと思うのですが、いかがなものでしょう。

bewaad (2005-12-13 06:14)

>fhvbwxさん
>飯田先生が・・・
ノーフリーランチということで(笑)。

>バーナンキの解説記事
問題は彼の学問的業績を適切に解説するだけの能力がないことでして・・・。論文をまともに読んだことがありませんし(それもどっちかというと「読まない」のでなく「読めない」方でしょう)。

>徳保さん
趣旨が不明確で失礼しましたが、もう参入いただいていると思います。何度か書いていますが、いろいろと問題提起いただいて個人的には本当にうれしく思っています。

>faqリニュー
年末年始の宿題かな(笑)。

>デフレ対策の認知
本日(12/13)のエントリでも書きましたが、デフレが害だというところまで理解が得られても、その対策は構造改革だという方が多数派だと思います。で、その根はかなり深いところまではっているのではないかと。

>誤発注
証券会社としては、東証側のオペリスクまで考えなきゃいけない時代なのでしょう。最近の出来高の伸びがシステムのキャパとの関係で、ということなら今後もあり得るでしょうし。

fhvbwx (2005-12-14 04:10)

昨日の記事はとても比較優位だったと思います。
このままで良いような気がしますが、あえてネタを考えてみるなら日銀法の解説とかどうでしょうか。bewaadさんにしかできそうにないですし、日銀がこのままだと日銀法改正議論が本格的になりかねないので、変な誤解が浸透する前に先回りしておく価値はあると思います。

>リフレ派への新規参入
こちらこそ趣旨が不明確で失礼しましたが、いわゆるリフレ派というか暗黙の分担に参加している書き手への参入という意味です。懐疑派なままでは全体の負担は増えるだけなので。

>構造改革派
根が深くはっているのはノイジーマジョリティーだと思います。というか、多数派だと信じたくない。
浅い構造改革派にフォーカルポイントを設定して説得するべきかと。あるいは深い構造改革派をマクロ介入、ミクロ非介入にするのはあきらめて、マクロ介入、ミクロ介入でとりあえず妥協するとか。これなら、ミクロ経済学の出番がないですし。

bewaad (2005-12-14 05:29)

>fhvbwxさん
お褒めいただき光栄です。

>日銀法
逆にここがわからん、とかありますでしょうか? 新しい法律で、しかもそれほどこった条文がないので、そうしたきっかけをいただいた方が書きやすいというのが正直なところです。

>構造改革
例えば最近のはてなブックマークでずっと出ていたエヴァンゲリオン解説でも、やるべき構造転換を行わなかったから失われた10年に、といった趣旨の記述がさくっとでてきます。そうした理解はかなり広く行き渡っているのではないか、と思ってます。

のびた (2005-12-16 01:25)

>個人的には"Economiki"(Wikicloneを使った一種のデータベース)が対応の一案(執筆者は先生方で、webmasterのようなアマチュアは編集や問題提起といった役割分担かと)だと思うのですが、いかがなものでしょう。

もちろん、読者としては大歓迎ですが、ただ、それにしても、先生方やbewaadさんのコスト負担が大きいかなと思います。

個人的には、教科書嫁でも今のbewaadさんのサイト運営のやり方でも問題無いと思うのですが、だめなのかなあ・・・

bewaad (2005-12-17 06:58)

>のびたさん
高望みしすぎだということであればおっしゃるとおりですし、コストを本当に負担できるのかという観点からもそうかもしれません。ただ、経済学を尊重する立場からは生産性の向上を重視したい(笑)のです。

本日のTrackBacks(全2件) [TrackBack URL: http://bewaad.sakura.ne.jp/tb.rb/20051211]

規範的な考えを受け入れるには一定の訓練が必要だと思う私にとって、Blog等の対話型のコミュニケーションには限界があると思われるのだが、まあ頑張れ、超頑張れ。 Blog上でリフレ政策への賛同を表明している方々((本田先生のところの飯田先生のコメント(http://d.hatena...

と無垢な顔していってみるテスト。

ソース
http://bewaad.com/20051211.htmlのコメント欄参照

読んだことないので後で夕飯のおかず買いにいった帰りに、さえないデパ書店で購入しようかなあ。


トップ «前の日記(2005-12-10) 最新 次の日記(2005-12-12)» 編集