archives of BI@K

CSS: default alternative
(要cookie)

toppage memoranda

(ここはbewaad institute@kasumigasekiの過去ログ倉庫です。コメント等は仕様上受付けを停止しておりませんが、こちらではご遠慮いただければ幸いです。何かございましたら、現行サイトにお願いいたします。)

2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|

2006-01-08

[economy]介護等における市場競争

最近、介護や保育といった職種の賃金について、対となっているように見える2つのエントリがありました。

これらの結論はそれぞれ次の部分に端的に表れているとwebmasterは思います。

介護職員の賃金が低すぎて人手が足りないなら、市場原理に従って賃金を上げればいいではありませんか。別に絶対的に不足しているわけではありません。給料が低く、有給休暇が取りにくいから人が集まらないだけです。

普段は市場原理を称揚しているのに、なぜか、こういう福祉の分野の労働市場では市場メカニズムに順応して賃金を上げることを考えもしないのでしょうか?

「介護職員」(@労働、社会問題1/5付)

保育士の給料が低い事を、国・地方自治体や雇用者のせいにする人は多いけれど、児童保育に対する有効需要が保育士の供給に比べて少ないからに過ぎないという事。

「保育士の給料が低いのは何故か?」(@のびたの経済学お勉強ノート1/8付)

平家さんものびたさんもともに市場での需給バランスに着目されているわけですが、結論は異なっています。平家さんは供給過少なのに賃金が上がらないのはおかしいとおっしゃり、のびたさんは供給過剰なのだから賃金が上がらなくても当然だとおっしゃっています。これはどういうことなのでしょうか?

webmasterの理解では、平家さんが念頭においているのはそうしたサービス全体の需給、のびたさんが念頭においているのはそのうちサービスが売買される部分の需給という違いが結論の違いに通じているということになります。全体としては供給過少なのに売買される部分では供給過剰というならそのしわ寄せはどうなっているのか。家計の中での自家供給、すなわちもっぱら主婦や高齢者などによるサービス提供が相当程度供給過少だということになります。

要素を分解してみましょう。ある家計において介護・保育等のサービスが求められる場合、自家供給によるか外部から購入するかは、それぞれの費用を比較して安い方を用いるということになります。自家供給なら無料だから必ず自家供給かといえばさにあらず。機会費用を考える必要があります。

機会費用とは、この場合自家供給をする代わりにあきらめている収入の額となります。例えば外部からサービスを購入する際の費用がX万円だとして、そのサービスを自家供給するために必要な時間と同じ時間だけ働いた場合に得られる収入がY万円であれば、X>Yなら自家供給ということになりますし、X<Yなら働いてY万円を得たうえでそこからX万円を支払うことになります。

#労働することやサービスを提供することそのものの効用はゼロと仮定しています。

では機会費用が上昇する=主婦や高齢者等の賃金が上がれば万事解決かといえば、なかなかそうはいかないように思います。というのも、介護・保育等のサービスはきわめて労働集約的だからです。つまりはその費用の多くを人件費が占め、仮にここでの機会費用が上昇するなら、あわせてサービス購入費用も上昇すると考えられるからです。

簡単な思考実験をしてみましょう。年齢・性別を問わず、全体の平均賃金が現在の男性正社員並になると仮定してみます。この場合において、介護・保育等サービス従事者の平均賃金が全体と同じとするなら、機会費用との格差が生じないことになってしまいます。当該平均賃金が全体より低いなら、当該サービス従事者に係る労働市場は供給過少とならざるを得ません。

現時点では、おそらく分業の利益による付加価値増分しか機会費用との格差が生じ得ないのが実態でしょう。つまり、例えば一人の介護士等が複数の要介護者をまとめて取扱い要介護者一人当たりのコストを下げた分だけにおいて価格競争力を有すると。この点における効率化において、現在以上に画期的な発展はあり得るようには思えません。

となると、介護・保育等サービスが発達するためには、

  • さらなる機械化等による効率化
  • サービス単価の安い国からのサービスの輸入

のいずれかしかないように思いますが、いかがでしょう。後者は何かと言えば、低賃金国からの労働者の受け入れ/当該国への要介護者等の移住ということになるのですが・・・。

本日のツッコミ(全40件) [ツッコミを入れる]
名無之直人 (2006-01-08 15:58)

第3の選択肢として、

・サービス単価の(極端に)安い国への介護/老人ホーム機能のアウトソーシング(外注)

てのはいかがでしょうか。
年金を満額受け取れなかったり、受け取れても生活していくだけの資産を持たない高齢者や要介護者を輸出して、外注に出してしまう。

施設費や日本語教育費などは日本側で持つ必要があるでしょうが、機械化やサービス単価の安い国からのサービスの輸入よりもさらに最低単価の低減が見込めます。((法定)最低賃金が比較にならないので)

職員の何割かは、資産は持たないけれども労働力は提供できる人々を充てるとか。他にも様々な問題はあるでしょうが、仕組みを確立できてしまえば、結構安価に仕上がり、外注する側にとっても受注する側にとっても有益なシステムかなと想像しております。

dojin (2006-01-09 02:00)

>名無之直人さん

一歩外出したら言葉も通じない縁もゆかりもない国で、満足な日本語のコミュニケーションも成立しない介護と医療サービスを受けながら、故郷を想いながら人生の最後の時を過ごす老人たちの心境を想像すると、悲しい気持ちになりませんか?

kumakuma1967 (2006-01-09 02:11)

毎日新聞の特集で記事になってましたね。>年金難民
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/tatenarabi/news/20060103k0000m040008000c.html
アメリカで、ビザのない移民や留学生がベビーシッターをしてトラブルになる事例が多いようなので、保育関係者の給料が安いのは法律が禁止しているにもかかわらず「サービス単価の安い国からのサービスの輸入」をしてるのかもしれませんね。。

hisane (2006-01-09 02:50)

 上に上げられた2つの手法について、相当恣意的な問ではあるのですが、
「ドラえもんと外人(別に何人でもよし)、どっちに介護されたい?」という質問を
現在の要介護者にした場合、どっちの方が多数になるでしょうかねー。
(まあ、ドラえもんが実在しない点については別問題として)
将来的に、どちらメインの方向性でいくかを考えるに、
参考程度にゃなるんでは、と思ったりもするのですけど。

vodka (2006-01-09 09:16)

介護労働を希望する新規就労者はおおざっぱに西日本では不足し、東日本ではあまっています。
特に東北から北では高校生の憧れの職業上位にランクされ、専門学校・短大も多く、明らかに供給過剰です。
しかも地元思考が強いのでこの傾向に拍車をかけています。
西日本では介護師の高齢化の問題もあり、外国人導入の声は強いですが、東日本では話題にしてお信じてもらえません。
この需給関係の地域的な極端な偏りを抜きにして全国標準で語ること自体が間違っていると思います。

vodka (2006-01-09 09:17)

地元志向です。志向。 でも、地元のことばっかり思考しているから、地元を志向してんでしょうね。はい。ミスタイプです。

vodka (2006-01-09 09:23)

どっかの大企業や技術者が思い描いているようなロボットによる単独の介護は実現しないと思います。
人間が人間をほったらかしにすることに変わりはありませんので・・・。
介護を希望する多くの若年労働者予備軍がいるのに、無用の配慮でしょう。
それより介護労働者を組織化して全国一律に賃金を上げれば、人材は何ぼでも集まります。
ロボット技術開発の口実、あるいは市場にしたいのかもしれませんが、法的責任や情緒面からロボットが人間の労働を受け持つことなどありえません。・・・でも、補助としてならとても頼りになるでしょうが・・・。
ロボットより外国人の方が増しだし、外国人よりも言葉の通じる自国の若者たちの方が良いに決まってます。

(2006-01-09 11:33)

技術的には介護ロボットより寝たきりや痴呆の予防技術のほうが実現しやすいんじゃないでしょうか。実際寝たきりになる平均期間は縮まり続け、再生医療やあるつはいまーの研究も進んでいますから。

tockri (2006-01-09 16:44)

> 平家さんものびたさんもともに市場での需給バランスに
> 着目されているわけですが、結論は異なっています
・平家さん:介護は主に老人相手でこの高齢化のなか需要は大きい(供給過少)のに介護士の給料が安すぎる
・のびたさん:保育は主に幼児相手で少子化のなか需要が小さい(供給過多)から保育士の給料は上がらない
何も不思議は無いように思われますがいかがでしょうか?

bewaad (2006-01-09 16:46)

>名無之直人さん
ご指摘のようなものも含め「輸入」と書き表しました。「後者は何かと言えば、低賃金国からの労働者の受け入れ/当該国への要介護者等の移住ということになるのですが・・・」というあたりで含意を表現したつもりでしたが、不分明で失礼致しました。

bewaad (2006-01-09 16:49)

>dojinさん
もちろんそうした要素はあるのですが、それを勘案してもなお易いサービスを購入したいという選択はあるのではないでしょうか。

bewaad (2006-01-09 16:52)

>kumakuma1967さん
まさにおっしゃるとおりだと思います。ちなみにASEAN内でも、相対的に賃金の安いフィリピンからシンガポールやマレーシアへのそうしたサービス輸出がなされているわけで、日米ほど豊かでなくてもある程度の経済力格差があれば成立するのだと思います。

bewaad (2006-01-09 16:54)

>hisaneさん
その点については市場が決めることなのだと思います。普及した方がより望まれたサービスだったということで。

bewaad (2006-01-09 17:02)

>vodkaさん
地域的偏りについては存じませんでした。ご教示いただきありがとうございます。

ただ「全国一律に賃金を上げ」ることのフィージビリティはどうか、というのはエントリの趣旨です。自家供給の存在を考えると、労働集約性を脱却しない限り、賃金引上げがサービス単価の引上げにつながって需要が減退してしまうのではないかと思います。

bewaad (2006-01-09 17:08)

>○さん
そうした方向での技術開発も期待されると思います。ある意味、自己介護を可能とするようなものだと考えられるのではないでしょうか。

bewaad (2006-01-09 17:13)

>tockriさん
家計内で自家供給されているサービスの外部供給という観点から見れば共通の現象に直面しているのでは、という問題意識でとらえました。サービスの対象が子供か高齢者等かでの市場分断はそれほど大きなものではないのでは、と考えています。

dojin (2006-01-10 04:51)

>bewaadさん

>もちろんそうした要素はあるのですが、それを勘案してもなお易いサービスを購入したいという選択はあるのではないでしょうか。

国内でのそれなりのケアと生活が保障されていて、その条件の下での選択肢の一つとしての海外介護施設、というのならばわかります。需要はあまりないでしょうが。ただ名無之直人さんのいう無年金者や生活不能者の海外「輸出」は、選択ではなくて半ば強制的な行政措置となってしまうはずです。また、本当は日本で暮らしたいけれど、日本で暮らす余裕がないから自分の「選択」で海外の安価な介護施設に行く、というのは個人的には許容できませんが。。。マジレスすべきネタではないのかもしれませんが。

kumakuma1967 (2006-01-10 05:51)

介護保険のコストのうちヘルパー労働にまわるのは1/3〜1/4程度であとは一般管理費及び販売管理費、役員報酬などで、サービスの品質保証に使われてるわけですよね。
 実際問題、自分で人を見て雇用するリスクをとり、介護保険を使わなければヘルパーさんのコストはフィリピン人家政婦とそれほど違わないと思います。国の配偶者封じ込め税制のおかげで103万円以上の所得はいらない層がいるというのは本業にしたい人には痛いでしょうね。

bewaad (2006-01-11 04:03)

>dojinさん
そんなに冗談で申し上げているわけではないといいますか、とにかく何らかの形での低コスト化を図らないことにはごく一部の手厚いサービスとそれに手が届かない大多数ということに、というのが市場競争の帰結でしょう。

ただエントリでは市場での話しかしていませんで、政府介入による是正の余地はあります。要すれば金持ちからふんだくってある種の所得再分配を行うということですが。

bewaad (2006-01-11 04:07)

>kumakuma1967さん
tockriさんが上でご指摘のような市場分断があるとすれば、主婦(ないし主夫)が主たる自家供給者となる子育て関連と配偶者同士で支えあう形となる高齢者関連ということはあるかと思います。となるなら、主婦にはご指摘の扶養者控除が効いてくるのでしょうけれど、高齢配偶者ではそれすらなく機会費用が非常に低い点において深刻なのかもしれない、と思いました。

うみゅ (2006-01-11 12:30)

参考になるかもしれないので。
現在底辺に近い高校では、介護科を新設するところが増えています。ある意味、大学に進学しない人たちにとって、介護というのは雇用場所としてのラストフロンティアの一つ(もう一つは葬儀場)です。なので、非常に参入者が激しいです。また、この状況下においては、他の労働先は”無職”となるので、際限なく賃金が下がります。時給500円でも無職よりは賃金は高いです。無職よりは高いので賃金が下がるというのは、主婦が勤める職場全般で見られる現象ですね。
なので、断言しますが、景気が良くなりかつ高卒やパートの方々に対する雇用需要(これ重要)が出てきたら間違いなく介護の仕事に就く人間は激減します。逆に言えば、高卒の方々の就職事情が好転しない限り、機会雇用の改善があり得ない、すなわち日本で介護職員の給料が上がらないというオチだと思います。

・・・しかし、労働問題を話す方々の意見を聞いてて思うんですが、なぜ皆さんは一定レベル以上の大学卒を基準として労働問題を考えますかね?未だに3割は高卒、2割弱は専門学校卒で働くんですよ。

vodka (2006-01-11 13:06)

岩手県の場合、大卒、専門学校と就職が夫夫1/3ずつ。
大卒・専門学校卒のほとんど全部が県内就職できませんので、岩手は主に高卒労働者の国だと言うことになります。
県内の大卒者の雇用は惨めなもので、生涯賃金では高卒を下回ります。
介護の人気は非常に高く、学業でも素行でも比較的良好な人材が志します。
しかし、介護は地域経済を拡大再生産させる分野ではありませんし、大幅な供給過剰の状態にありますので、介護職の労働環境は悪いまま、地域の所得(消費と生産)の向上にもつながらない・・・と言うわけで、果たしでこれでいいのかなと言う状況です。

名無之直人 (2006-01-11 14:40)

>bewaadさん

単純な見落とし申し訳ありませんでした。


>dojinさん

実際問題として、年金需給開始までを生活費の安い海外で乗り切ろうとしてる人達とか、ぎりぎりの生活費(年金受給額)で海外生活を始めて将来路頭に迷うかも知れない人達が出始めているのであれば、公的な道筋をなるべく早い段階から着け始めた方が、ベターだと思われます。

悲しい気持ちにならないかと言われればなるかも知れませんが、過疎地域で大雪に閉じ込められたり足を滑らせたりして死んでいく老人方の問題も同一線上にあるのではないかと私は感じています。


>うみゅさん、vodkaさん

沖縄とかで高卒生が大企業に大量に雇われていってるというニュースをちょくちょく見かけたり、工業高生とかは引く手数多とも小耳に挟むのですが、全体的な高卒生や専門卒生はどうなんでしょうかね。

福祉課(学校)が高校/専門/大学レベルで乱立されればされるほど見かけ上労働力は供給過多になるのでしょうが、実際の賃金レベルの低さ(とそれに見合わないハードな業務内容)に耐えられる人の数は多く無い、という状況なのでしょうか。

Baatarism (2006-01-11 16:08)

>うみゅさん
>・・・しかし、労働問題を話す方々の意見を聞いてて思うんですが、なぜ皆さんは一定レベル以上の大学卒を基準として労働問題を考えますかね?未だに3割は高卒、2割弱は専門学校卒で働くんですよ。

恐らく「労働問題を話す方々」自身の多くが「一定レベル以上の大学卒」だからなんでしょうね。あと、大都市を念頭に置いて議論してしまいがちなのも同じ理由でしょう。

bewaad (2006-01-12 02:58)

>うみゅさん
どうしても労働集約的産業はそうなるわけで、かつては建築業が一番の受け皿だったのでしょうけれど、今では公共事業削減によりそうはいかないということなのでしょう。

最後の点については、後でBaatarismさんとまとめさせていただきます。

bewaad (2006-01-12 03:04)

>vodkaさん
やっぱり知識(情報)集約型産業は都市部でないと需要がないですから>大卒。

拡大については、そのうち老人ホーム等の集中立地なんてこともあり得るのではないでしょうか。マクロでみれば、都市部の貯蓄が資本移動するようなものかと。

bewaad (2006-01-12 03:07)

>名無之直人さん
同意見とうかがい、味方を得た気持ちです(笑)。

bewaad (2006-01-12 03:10)

>Baatarismさん、うみゅさん
ほかに、
○そうした論者の子供もえてして大卒である、
○さらには親戚・知人友人の関係者まで見てもえてして大卒である、
ということがあるのではないでしょうか。下手すると義務教育時代から私立で似たような境遇の人としか触れ合っていない、なんてこともあるかもしれないのではと思わないでもありません。

dojin (2006-01-12 16:42)

>bewaadさんwrote
ただエントリでは市場での話しかしていませんで、政府介入による是正の余地はあります。要すれば金持ちからふんだくってある種の所得再分配を行うということですが。

まぁそういうことだと思います。金持ちに限らず中所得層も低所得層も負担はした上で、累進的な徴収か累進的な給付というのが望ましいのだと思いますが。


>名無之直人

行政措置として海外に高齢者を強制的に「輸出する」ということは、国内での最低限の生活を保障する生活保護以下の水準の福祉しかそれらの高齢者に提供しないことになる可能性もあります。いくら厚労省でもそれはできないでしょう。まぁ行政が再分配しないことを前提とした場合の理論的帰結としては考えられますが、さすがに高齢者を「輸出財」のように扱うのは抵抗があります。それを考えなければならないほど財政的に危機的だとは思えませんし。

vodka (2006-01-12 19:00)

>やっぱり知識(情報)集約型産業は都市部でないと需要がないですから

日本以外の国では地方の小都市に知識集約型産業が集まりがちですが、なんで先進国では日本だけこんなんでしょうか?
新聞・テレビ・出版業が大都市に集中しているのは大日本帝国の戦時体制がダラダラ続いているだけだってのを知ってますが、それ以外にもダラダラした過去の規制や習慣があるんでしょうかねぇ?
不思議です。
おかげで大卒者の給料の報われないこと、報われないこと・・・

あ、でも、ソフトウェア開発は全国の田舎に散ってましたかね?

すなふきん (2006-01-12 20:12)

>下手すると義務教育時代から私立で似たような境遇の人としか触れ合っていない、なんてことも

確かにそういう傾向はあるでしょうね。
私などは都市でも下町の中小の商店や事業所の多いところで育ってますから、庶民的な感覚は身近なものでした。だから郊外住宅地などのサラリーマン社会とは文化の違いを感じてきたんです。今の「改革」イデオロギー支持の中心勢力は都市ホワイトカラー層であって、いわばお侍さんなんですよ。そういう連想からか、無意識的にせよ階層固定化を意図してるように見えて仕方がないんですね。少しエントリと外れるかもしれないですけど。

平家 (2006-01-12 20:39)

>うみゅさん
確かに高卒の労働市場がタイトになると、介護労働者が、もっと足りなくなるおそれはあります。特に、パートタイム労働者は、朝早くや夜遅くの仕事はいやがられるでしょうから。
ですから、高卒の方が長く続けたいと思うような待遇にしなければならないと思っています。
なお、労働問題を扱うものが、皆、大卒のことばかり想定して考えているわけではありません。

BUNTEN (2006-01-12 22:53)

 ◆ bewaad (2006-01-12 03:10) さん
http://bewaad.com/20060108.html#c33

というか、それ(周囲うんメートル法則)が地方や負け組に冷たい政治が蔓延る主要な原因ではないかと疑っています。周囲法則の影響力が表面化するのは、そういう環境の子供が事件を起こすときくらいですが、信じられない位高い圧力を感じさせてくれますから、もしあれが一般的なら、負け組に冷たく当たるのも無理はない。(って、同情してどーする。(^_^;))

bewaad (2006-01-13 03:35)

>dojinさん
昨今評判の悪い所得再分配ですが、やはりそこはきちんとしないと、ということを、そのうち毎日の記事に絡めて書こうと思ってます。

bewaad (2006-01-13 03:44)

>vodkaさん
ソフトウェアハウスもやはり大都市(というか東京)に集中してますよね? 八田先生ではありませんが、交通・通信手段が発達すればするほどフェイストゥーフェイスコミュニケーションの相対的価値が高まり、その価値を活用しやすいのが知識集約的産業だということかと思います。

bewaad (2006-01-13 03:54)

>すなふきんさん
そういう手合いが「封建主義は親の仇」と言った福沢諭吉を奉じていたりするのがなんともグロテスクですよね。

bewaad (2006-01-13 04:00)

>平家さん
うみゅさんも、この手の問題を考える人のすべてがそうだというわけでなく、メディアでもてはやされるような人間の多くが、といった趣旨でおっしゃったのではないかと思います。

bewaad (2006-01-13 04:10)

>BUNTENさん
やっぱり田舎(故郷)の喪失かなぁ、という気がします。これも半径うんメートルですが(笑)。

平家 (2006-01-13 23:11)

bewwadさん、こんなところで失礼します。
「介護職員 その5」にケアレスミスがありました。修正したものをアップいたしましたので、そちらでご検討下さい。お手間を取らせて恐縮です。

bewaad (2006-01-14 10:13)

>平家さん
ご丁寧な連絡ありがとうございます。

本日のTrackBacks(全6件) [TrackBack URL: http://bewaad.sakura.ne.jp/tb.rb/20060108]

正月の間、いろんなネタを考えたのですが、なかなか書く機会がなかったので、在庫一掃してみたいと思います。

『介護職員』(労働、社会問題ブログから) http://takamasa.at.webry.info/200601/article_5.html 介護職員の賃金が低すぎて人手が足りないなら、市場原理に従って賃金を上げればいいではありませんか。別に絶対的に不足しているわけではありません。給料が低く、有給休..

「介護職員」で、日経新聞の記事に関連して次のように書いたところ、bewaadさんから「介護等における市場競争」というTBを、そしてdojinさんからも「介護サービスは需要過剰?」というTBをいただきました。

この記事を書くに至った経緯

(「介護職員 その3」に引き続き、bewaadさんのTB「介護等における市場競争」へのお返事です。)

bewaadさんの問題提起(http://bewaad.com/20060108.html)にお答えしてきたのですが、「介護職員 その4」にbewaadさんからコメントをいただきました。需要超過があるときに価格が上昇しないのはどんな理由によるものかというお尋ねです。一応のお返事をします。経済学の..


トップ «前の日記(2006-01-07) 最新 次の日記(2006-01-09)» 編集