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(ここはbewaad institute@kasumigasekiの過去ログ倉庫です。コメント等は仕様上受付けを停止しておりませんが、こちらではご遠慮いただければ幸いです。何かございましたら、現行サイトにお願いいたします。)
2006-04-03
■ [economy][government]金のために働くことの良し悪し
役人の給与が高すぎるとの「視点 格差社会考/6 役人の給与減らせば…」(3/27毎日社説)について、branchさんとpogemutaさんが取り上げていらっしゃいます。それぞれのキャラを活かした(笑)批判で直接ご覧いただきたいと思いますが、概要を紹介すれば次のとおりです。
- 官民給与を比較するのに中央省庁課長級のそれと全給与所得者のそれを対照するのはミスリード。
- 給与を下げても人材の質が落ちないというなら高給で知られるメディア自身率先してはいかがか。
- 自らの特権的地位である特殊指定(要すれば合法カルテル)の見直しには反対してますなぁ(笑)。
- いまさら数減らしではダメだなんてこれまでの主張との整合性は?
- 現に霞が関からは人材流出が進んでおり質の低下の懸念がある。
官僚の待遇に話を限定するなら、これらに次のような懸念を付け加えるだけ(?)ですみます。
- 職務上知りえた秘密による私的利益追求(先日経産省職員がインサイダー取引容疑でつかまりましたが)や汚職が増加する可能性が高い。
- オウム真理教が組織的に自衛隊や警察に浸透を図っていましたが、それが組織中枢にも及びやすくなる(現に某省には某団体がそれなりに浸透を図っているのは知る人ぞ知る話ですが、もふもそれを取り上げればいいのに(笑))。
しかし根本に立ち返ってより問題ある認識は、果たして金のために働くことは問題なのか、ということです。
(略)「給与が安いと優秀な人がこない」という声もあるが、カネが目当ての役人などは無論、要らない。
毎日「視点 格差社会考/6 役人の給与減らせば…」(3/27社説)
小泉政権批判をしているとこうした市場原理そのものへの批判ないしはその類似物と同一視されるリスクがあるのは迷惑なのですが(笑)、市場原理が不完全であるということと、それよりよいものがあるかということはまったく別問題です。外部性や情報の非対称性などにより価格が正しく情報を伝達しないがゆえに市場がうまく機能しないなら、価格が少しでもましな情報を伝達するよう制度を整え、市場の機能を改善していくべきであるとwebmasterは考えています。
小泉政権の政策で批判されるべきものは、マクロ政策の欠如とならんで、過剰かつ的外れなミクロ介入による市場機能の減殺です。小泉政権を何でも市場に委ねるものと批判し、市場よりうまくいくとも思えない代替策を提示する反小泉論者は、小泉政権とメタ的には同じロジックで批判されるべきなのです。市場原理を損なうものとして。
最後に、以上を書きながら思い出した銅鑼衣紋さんの言葉を、以前に紹介したものですが、再度。
「左翼の構造改革(でも革命でもいいけど)が、マクロ経済政策でのつかの間の(あるいは偽りのでも結構)、困窮者・本来の意味での弱者への手助けなど以上の成果を挙げた例に心当たりがないんですね」「経済成長が何事もなしえないというそういう主張こそ、くたばれGNPに代表される朝日岩波文化人的サヨクの絶望的なところ」
■ [comic]現在官僚系もふ・第47話
警告決議とは衆議院の決算行政監視委員会や参議院の決算委員会にて行われるものですが、それが出るだけで対中ODAがなんとかなるなら今までの警告決議は何なのでしょう(笑。「警告決議 ODA」でぐぐってみてください)。
しかし、作者は本当に有能な人間にあったことがないのでは、という気が本編で描かれる斉藤補佐を見ているとしてきます。前編での小銭川主査もそうでしたが、子供が思い描くような頭のよさ(記憶力がすごいとか込み入った陰謀をたくらむとか)はあれど、真に頭のいい人ならしそうにないことばかりしています。もふたちに会うのもそう、そこでべらべらと自分の考えを話すこともそう、そしてどう見ても「無能な働き者」である(笑)尾崎係長を手下としていることも。
ところで、霞が関で一般に局長の英訳語にあてられるのは"director-general"で(その後に"of the xxx bureau"(xxx局)と続きます)、外務省サイトの英語版でも(アジア太平洋州)局長はdirector-generalになっているのですが、p117では局長室のプレイトに"EXECUTIVE MANAGER"とあります。本当にそうなっているのか、それとも取材もせずに適当に書いたのか、現物を知る人ならすぐに判断できると思いますので、タレこみ歓迎です>外務省の中の人。
bewaadさんは非常に賢明な方で、日々教えられること多々なのだけれど、なぜいつまでもこのあまり意味があるとは思えない文章を賞揚しつづけるのだろうか。 http://bewaad.com/20060403.html 「左翼の構造改革(でも革命でもいいけど)が、マクロ経済政策でのつかの間の(..
私が、勝手にヲチしている官僚さんのサイトで、役人の給与の話をしていました。官僚さ
bewaadさん所で紹介されてたこの元記事をパロってみました。一応お断りしておくと、官僚の給与は特に減らせばいいとは私は思ってません。(同様に、マスコミの報道の質などに関する問題は、マスコミの給与減らせば解決するような問題とも全然考えてません。w)官僚給与に...
格差社会考/6 役人の給与減らせば…
現役官僚の考え方はこちらでよくまとめられているので、ご参照を。
とりわけ「カネが目当ての役人などは無論、要らない」という部分について誰もが激しく反論されているあたりにそこはかとなく切実さを感じさせるが、だからと...
地方で公務員が「上」のほうの就職先なのは4大卒の人間の就職先が数えるくらいしかないせいなんですがね。
法執行の「質」をある程度のレベルで確保することは社会運営にとって必要なことと思うのですが、毎日さんにとってはどうでもいいらしいですね。
あと2年間フリーターやってたり、文系院卒の人間を「まともに」とってくれるのも公務員しかなかったりしますが・・・
公務員たたきもいい加減にしろって感じですね。
連中は公務員相手なら何言っても許されると思ってるんでしょう。
>小泉政権批判をしているとこうした市場原理そのものへの批判ないしはその類似物と同一視されるリスクがある
そうなんですよね。このおかげでリフレ派諸氏もどれだけ迷惑被ってたか。今のリフレ派のスタンスなんぞ、ひと昔前なら至極体制寄り保守派で通ってたものでしょう?それがなぜか今は社民主義あたりといっしょくちゃにされてるようで。ミクロの介入大好きの構造派に言われる筋合いもないってもんでw
公務員の給与を下げても消費税率アップのけじめとモラルの低下があるだけで、納税者的には逆効果ですね。署名入りだから、次はへんなこと書かないといいのですが。
私が眺めた公共系のテキストでは、途上国の貧乏公務員ですら「ありがとう」と言われるのが最高のモチベーションだと書いてたような。
30歳代で月給100万円&億ション購入&愛人有りでも「ハイエナ」と呼ばれる某寡占業界の方々をクールと感じる公務員がいないと思いたいです。(怒る公務員は結構いる?)
毎日に限った擁護を一つだけ。
あそこは経営難なので、高給ではないです。朝日読売日経とは世界がかなり違いますので、念のため。「薄給でも、毎日という素晴らしい新聞社のために働いていることが我々の誇りだ!」という人たちの集まりですので、「カネが目当ての役人などは無論、要らない」はダブルスタンダードではなく、多分彼らは本気です。あ、擁護のつもりが、トーンが擁護になってないやw
私も昔は現状の不満を公務員叩いて晴らすタイプだったのですが、このサイト読むようになってから、すっかり公務員シンパになりました。
bewaadには裏の意味があるのでしょう。
Bureaucracy Enhancement for Wide Acknowledgement and Acceptance by Digital toolsとか。(…いまいちいい訳がつけられなかった…)
英語に関しては自信たっぷりの外務省ですから、Executive Managerなどと間違えることはありえないでしょう。ただ、外務省では、「「Parliamentary Secretary」なんてタダの議員秘書かと思われるダサい肩書きは我慢ならん!」との「政務官」閣下の脅し一発に屈し、「わしはバイス・ミニスターじゃ!」とあちこちで名乗るのを黙認するぐらい権力に弱いのもまた事実。アジア局長なんて省内の実力者が、「わしはエグゼクティブ・マネージャーじゃ!」と強弁したら、ありえなくないかも・・・ほんとにそうなってたら怖いので、確認にはいけそうにありません。
>皆様
ごめんなさい、明日コメントします。
>アルベルトさん
いや、「ぐろーばるすたんだーど」で「ヨウソカカクキントウカ」の
帰結として、改革派新聞社の給料は人民日報とかプラウダ(ってまだ
あった?)位にすべきかと(笑)もちろん日経もですがw
>ゆーきさん
結局就職市場においてどこと競合しているかで給与体系は決まってくるのだと思います。霞が関であれば外資系を含む金融や法曹、各地方であれば地方銀行や公益企業(電力、ガス)、それに双方でメディアや学界といったところでしょうか。待遇を切り下げるなら、総じてこれらに行くような学生は不要だということになるのでしょう。
それに公務員は建前の世界がありますから、ご指摘の属性のほか、女性の志望者も多いです。
>Oさん
まあそれが世間の風潮ですから(fast and firstのようなところでも公務員は諸悪の根源扱いで、そのように普段巡回しているところで見下されていると結構へこみます(笑))。一般論として理屈を言うなら、公務員が無闇に持ち上げられるぐらいなら見下された方がレスワースなのだと思いますが、人は理屈にのみ生きるものではなく(泣)。
>すなふきんさん
小泉政権が市場志向をお題目として掲げる中、あれはかえって市場をゆがめているのだという批判はメディアではほとんど見ないところが、一般にはそのように見られる原因なんだろうなと考えています。
>sweetfishさん
毎日新聞の署名は意義があると思いますが、少なくとも当サイトの方向性から見た質の改善は期待しないようにしています(笑)。
>30歳代で月給100万円&億ション購入&愛人有りでも「ハイエナ」と呼ばれる某寡占業界の方々をクールと感じる公務員がいないと思いたいです。(怒る公務員は結構いる?)
バブル潰しなど、そういった金持ちへの政治家・官僚のねたみが影響していたことは否定できず、怒ることにも問題は多いのですが、なかなか人間は感情から自由になれませんで。
>アルベルトさん
経営難の淵源がバブル期の投資の失敗なので、加えてバブル的なるものへの敵視にもつながると(笑)。
>一国民さん
大変ありがたく思いますが、図に乗らせないよう批判的目線でよろしくお願いいたします。
>外務省の中の人さん
経産省の小泉チルドレン大臣政務官殿も同様の名称変更をしていましたから、政治家に弱いのは御省に限ったことではなく(笑)。
>銅鑼さま
詳しくは知りませんが、その人たちはノーメンクラトゥーラの一員としてより以上の特権があったのではなかったでしたっけ? 今では全部そうしたものはなくなってしまったのでしょうか?
公務員の数を減らし、できるだけ民間に任せるのが、市場論理をより生かす方法だと思います。
政府は小さければ小さいほど良いのは、もはや常識です。
新聞の再販制度もなくし、電波の現在の免許制も破壊すべきですね。
マスコミも護送船団の中で安住としすぎました。
TVと官僚の癒着については、「電波利権」という池田信夫さんが書いた本がお勧めです。
このブログを書いている人は公務員さんでしょうか?
自己保身が鼻につきますね。
財政再建が必須の現状では、公務員のリストラは急務です。
当然高給が支払われるべき一部の高級官僚もいるでしょうが、
大部分の公務員はリストラか給与削減が必須になるのは当然です。
民間に増税で痛みを我慢してもらって、公務員は別、では誰も納得しません。
実際各自治体や政府や民主党は公務員の給与削減とリストラを基本方針としています。
>政府は小さければ小さいほど良いのは、もはや常識です
じゃあ無くせば良いわけですね。簡単で大変結構。
>財政再建が必須の現状では、公務員のリストラは急務です。
というかこれ以上新規採用を抑制すれば昔のサンケイ残酷物語ならぬ公務員残酷物語になりかねないんだが。ただでさえ人が少なくて大変なのに。
あと日本の場合粗債務だけ出して純債務は出さないまま1000兆も借金あるとあおっているのはどうなんでしょうか?
堀江被告真っ青の粉飾決算の疑いさえあると思うんですが。
>財政再建が必須の現状では、公務員のリストラは急務です。
>民間に増税で痛みを我慢してもらって、公務員は別、では誰も納得>ません。
最近よく聞く台詞だ。メディアも与野党政治家も読書好きのインテリもみんな言ってるな。しからば消費税率1%当りに必要な人柱って何人くらいなんだろうか。
>ponさん
>政府は小さければ小さいほど良いのは、もはや常識です。
小泉構造改革の自画自賛文書とも言える「骨太の方針」ですら、政府の大小と経済活力との間には弱い相関関係しか見出しておらず、まして因果関係など証明できなかったのですが、その「常識」を客観性のある手法で証明したものはありますか? 私は寡聞にして知りません。ちなみに日本は政府の大小でいえば小さな政府(とりわけ人口あたり公務員数なら英米以下)です。
なお、本エントリで引用した部分において人がいると主張しているのは他でもない宮内議長です。
>ponさん
続きです。
>新聞の再販制度もなくし、電波の現在の免許制も破壊すべきですね。
再販はともかく、電波の免許制は電波が希少資源であり違法電波局が現状でも一種の公害になっている以上、何らかの形で維持せざるを得ないでしょう。
>民間に増税で痛みを我慢してもらって、公務員は別、では誰も納得しません。
私は、適切なマクロ経済政策による経済の安定成長を確保すれば増税は不要であると考えています(例えばhttp://bewaad.com/20050823.html#p01 )。ご所論は増税論者に向けていただければ。
>銅鑼さま
公共経済学者は全員御用学者であると(笑)。
>estevanさん
定番の愚痴ですが、国会議員のお世話から解放されるなら相当程度組織縮減の余地はあると思います。少なくとも霞が関においては(笑)。
>プロボーラーさん
前回の引上げの際には2ポイント引上げてネットで4兆円増収だったとのことですから、1ポイントあたりでは2兆円ということになりますので、それに見合うだけ求められると仮定すれば、公務員数というとざっと20万人弱の首を切れということでは(笑。年金の雇用者負担等を含むベース)。
>>国会議員のお世話から解放されるなら
しかしそれを政治家自らのスタッフでやれとなれば単に公務員の人件費が政策秘書の人件費か政党助成金に代わるだけであり、それも切って減税するとしたらその分政党・政治家への寄付が増えなければならず、マクロで見れば変化なしではないかと(笑)
というか、この時代少なくとも「改革派」が当選できるような選挙区では相当利権も減ってるんですから、せめてそのぐらい威張らせてあげないと公務員並みになり手がなくなってしまうのでは?(笑)
>kogeさん
いやいや、お仕えするのが厭だというわけではありません。ただ、国会での質問の通告は前日夜とかじゃなくて申し合わせどおり2日前にやってくれないかなとか、国会で質問してくれれば答えることをわざわざ主意書にしないでほしいなとか、そういった程度の話ですので、政治家自らのスタッフ増強は不要であると愚考する次第です。
外務省の外の者ですが、取材もせずに適当に書いていたようです(笑)。いくつかの局長室の前を通りましたが、「director-general」となっていました。見た中に当該局長室は入っていないので、並びが取れていなければ、ちゃんと取材していたということになりますが、それはそれで常識はずれということの証明でしかないのかなあと。
単行本でどうなっていることか。
>t9930211さん
乙であります! まあ取材が行き届いていないと感じさせることは他にも多々あるわけですけれども(笑)。