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(ここはbewaad institute@kasumigasekiの過去ログ倉庫です。コメント等は仕様上受付けを停止しておりませんが、こちらではご遠慮いただければ幸いです。何かございましたら、現行サイトにお願いいたします。)
2006-12-18
■ [sports]FIFA Club World Cup Japan 2006
バルセローナはいいチームですし‐ナショナルチーム同様にクラブチームのランキングを作成するなら、現時点では世界一になるのは間違いないでしょう‐、デコは好きな選手(MVPおめでとう)ではありますが、バルセローナをさんざん持ち上げロナウジーニョを追い掛け回す報道に辟易していたので、インテルナシオナルが勝ってよかったなぁ、と。これでバルセローナが勝っていたら、どんなバカ騒ぎになっていたか、想像したくもありません。ちょっと前までのレアル・マドリーに対する盲目的報道がそのままシフトしてきた感があります。
#でも、エトオかメッシのどちらかでもいれば、バルセローナが勝っていたんでしょうねぇ・・・。
どうしてもヨーロッパのチームに注目が集まるのは仕方がないことではありますが、この調子が続くなら、ヨーロッパ代表がwebmasterの最も好きなチームであるインテルや、最も好きな監督が率いるチェルシーの場合でも、負けてしまえと思ってしまいそうで気分が暗くなります。かといってバルセローナのように持ち上げられないとすれば、それはそれで癪に障るのでしょうけれど(笑)。
好悪の感情を抜きにしても、ヨーロッパチャンピオンに与えられる栄誉がひとつ増えるだけ、という状態でないのは、今後の大会の発展を考えればよいことではあるのでしょう。ラグビーの日本選手権における大学チームのような扱いをヨーロッパ以外のチームが受けるようでは、存在意義が疑われてしまうでしょうし。ちなみに昨年のリヴァプールに続いての決勝戦敗退ですが、旧トヨタカップ時代には、最後の10年をみるとリベルタドーレスカップ・ウィナーが勝ったのは2000年・2003年のボカ・ジュニアーズしかなかったことを思うと、この変わりようは何らかの状況変化の反映なのか、たまたまなのかは気になるところです。
大会の今後といえば、オセアニア代表の扱いは難しいところです。これまでのところは、実質的な開催国枠(昨年の三浦知良、今年の岩本輝雄)として機能しているため、大会の盛り上がりを考えれば存在意義があるといえますが、開催国枠が今後設定されるなら、それすらなくなってしまうでしょうし。かといって、今後彼の地のレヴェルが劇的に向上するとも考えづらいのは否定できないわけで。
#レヴェルについては、アジア人ごときに言われたくはないでしょうけれど。
■ [history][book]塩野七生「ローマ世界の終焉/ローマ人の物語XV」
一昨日紹介しましたが、読み終わりました。ベリサリウスを取り上げていただいたことはうれしく思ったものの、これまで主役級の扱いを受けてきた人々とはやっぱり思い入れが全く違い、通り一遍なのは残念ではあります。ニカの乱など、一段落で済ませられていますが、背景事情やその後への影響を書き出せば一章まるまる使ってもいい事件でしょうし、彼の戦歴の主要な相手のひとつペルシア(ササン朝)はペルシアとだけ扱われ、ホスロー一世の名前すら出てこないですし。せめてユリアヌスぐらいの密度で書いてもらえれば、とついつい思ってしまいます。
とまれ、15年にわたり買い続けてきたシリーズが終わるというのは、感慨深いものです。内容についての評価はいろいろあるでしょうけれど、ローマ史というものを普及させたのは、やはり功績だといえるのではないでしょうか。これより長く買い続けているシリーズというと、グインサーガがあるわけですが・・・。
■ [history]世界で五本の指に入る戦上手は・・・
厨房なネタではありますが、上記のローマ人の物語最終巻の関連で、ベリサリウスを知らない人から、それってどんな人と聞かれたときに反射的に出た言葉が、「世界で五本の指に入る戦上手」。でも、よくよく考えると本当かしらん?
やっぱりアレクサンドロス大王ははずせないよな、アレクサンドロスを第一位に挙げ自らを第三位としたハンニバルだって有資格者ですし(ハンニバルが第二位としたエパイロス王ピュロスは、ハンニバルより下のような・・・)、万能の天才カエサルも、と考えるとベリサリウスを含めて4人。古代ヨーロッパだけでこれでは、先が思いやられます。
あれこれ考え、ちょっとでも難点があれば落として、と絞りに絞ったのですが、それでも下に列記のように十本の指にしかなりませんでした。これをさらに半分に絞り込むとしたら、残るのは誰なんでしょうかねぇ・・・。
- アレクサンドロス大王
- ハンニバル
- ベリサリウス
- 李靖
- バトゥ
- アラーウッディーン・ハルジー
- ティムール
- ヤン・ジシュカ
- アレクサンドル・スヴォーロフ
- カール・グスタフ・マンネルヘイム
#時代順です。
>ローマ人の物語
塩野さんは軍人よりも政治家が好みで、政治家としての側面が薄い人物には冷たいのかもしれませんね。
元々マキャベリを高く評価してる人な訳ですし。
中国系が少ないような。加えるなら韓信、太公望呂尚ですかねぇ。
>厨房ネタ戦上手
ここから先の絞込みは不可能と言っても過言じゃない気がしますが。
古代ローマでハンニバルは最強ですし、東ローマではベリサリウスの輝きの前に多くの将軍が霞んで見えます。
李靖とバトゥだってアジア代表として甲乙つけ難いし。
スヴォーロフは同時代にライバルが多すぎて極めて輝いているとは言い難い気もするが・・・。
いっそのこと時代と地域ごとに5本指を選出したほうがいいんじゃないです?
webmasterはグインを買い続けてますか。
中学時代からずっと読んでて思い入れも大きかったのですが、何時までも死なないで乳繰り合ってるナリスとヴァレにウンザリしてる所に登場人物全員ホモ化設定完了で70巻台で読むのを止めてしまいました・・・。あと、凡人の女キャラに対する扱いがひでーなぁと。
高校受験の時に疲れると「風のゆくえ」を何度も繰り返し読んで癒されたり、良い思い出も多いんですけどね。
日本で戦上手というと誰になるんだろうかな。
源義経?織田信長?
日本なら上杉謙信でしょう。信長は、自身が指揮をとったわけではないものの謙信に完敗してますし。
生涯の無敗桜井章一、
じゃなくて、立花道雪に一票。
>Baatarismさん
一般的な傾向はそうだと思いますが、ハンニバルの扱いから、そうとは限るまいとはかない希望を・・・。
>つばめレディさん
個人的には、中華な武将の能力を測るには、騎馬民族に勝ったかどうか、というのがポイント高いのです。こうしたバイアスがあると、韓信や羌子牙よりも、例えば戚継光なんかを推したくなったりします。
>猿マシーンさん
スヴォーロフは個人的な好悪の感情が入っているわけですが(笑)、例えば同時代を代表するナポレオンは戦略部分をあわせた総合では抜群でも、戦術・作戦的には、例えばフランスならダヴーの方が「戦上手」と呼ばれるにふさわしいように思い、スヴォーロフはその方面での最高峰かな、と(ナポレオニックでは、ということになりますが)。
地域、時代ごととやると、それだけで一つのサイトをつくらないといけなくなっちゃいますねぇ(笑)。
>nuffyさん
「風のゆくえ」(とそれ以前のもの)は本当にいいですよねぇ。やっぱりアリの登場で歪んでしまった、ということになるのでしょうか。今や半分意地で買ってますが(笑)。
>通行人さん、walterさん、nkymさん
日本一はとなると、戦国時代ですと謙信や道雪もさることながら個人的には島津家久、他の時代ですと大村益次郎を推したい気がします。
なんでトハチェフスキーの名前がないのかな、と思いましたが、確かにこのメンツに比べると落ちるのは否めず。
ただ20世紀限定ならどうなんでしょう。そもそも20世紀は「愚将がいなければいい」時代ですから、そぐわないのはそぐわないですが。
日本ってつくづくこういう企画合わないよなあと思いましたが、大村という発想は抜け落ちてました。どれだけ同時代において革命的な着想ができるかという点でいうなら、我が国の歴史上随一でしょうね。
>大村益次郎
どうしても「風雲児たち」のもげ作のイメージが。w
確かにすごい人なんですけどねえ。
戦闘方法の全く異なる異荻と争って勝利した軍師となると近現代はありえないのすがいかがでしょうか。
なお、日本で一番戦のうまかったのは、戦略の自在性を誇る楠木正成だと思うんですがいかがでしょうか。
じゃあ、5本指は歩兵、騎兵、航空機、戦車、スパイでいいということで・・・。
中国は岳飛を推したい。
日本は坂上田村麻呂ということで。
>宮嶋陽人さん
20世紀&ロシアとなると、ブルシロフの方が画期的なのかな、という気はします。あ、一応マンネルヘイムは20世紀枠ですが(笑)。
とりあえず思いつくかぎりで20世紀の五指を考えてみれば、
・マンネルヘイム
・ブルシロフ
・マッケンゼン
・トハチェフスキー
・マンシュタイン
といったところでしょうか。客観性を気にするのをやめてしまうなら、ゲバラを入れたいんですがねぇ(笑)。
>Baatarismさん
彼の場合、残っている肖像画もかなりのものですよねぇ。朱元璋ほどではありませんが(笑)。
>つばめレディさん
近現代、というより乾隆帝の遠征後ではそういうことになるかと思います。その後は、確かに別の基準を持ち込まないと、評価として妥当性を欠いてしまうでしょう。
楠公は、大部隊を率いてのいくさを見てみたいという点において、実はもっとすごいのかも、という気がしてしまい、なかなかトップに推すのはためらわれているのです、というのが理由のようで理由でない感情です。
>猿マシーンさん
岳飛は、その頃であれば完顔陳和尚が上かという気がしますし、となると直接対決で負けているとはいえスブタイの方が上をいわざるを得ないなぁ、というのが個人的偏見です。
坂上田村麻呂は、私は彼の具体的な用兵をよく知らないので、コメントできません・・・。