なぜπは3.14…であって6.28…でないのでしょう?
非常にどうでもいいことなのですが、ふとしたことから気になりだすといつまでたっても頭の中から離れず、他のことに身が入らない(笑)ので、いっそのことサイト管理者の立場を悪用してしまおうと。
#我ながら、せっかくの天気のいい週末に、なんでこんなことに時間を使っているのかと半分呆れております。全面的に呆れるべきかもしれませんが(笑)。
πは円周/直径として定義されますが、円の径として直径を基本とする(=半径はあくまで「半」、すなわちその1/2)のは中国的発想であって、西洋においては、少なくともローマ期以降は、半径が基本となります。半径を表すrはradius(で、その語源はラテン語)の略で、直径は2r、すなわち半径の倍と数式においては表されます。Wikipediaで調べる限り、円周率を求める歴史として残る最古のものはバビロニアであって、中国起源のものがオリエント・西洋に輸入されたということではないと考えてよいでしょう。
もちろんπには他の定義もあれこれあるわけですが、英語版Wikipediaのπの項においては、In Euclidean plane geometry, π is defined as the ratio of a circle’s circumference to its diameter:
とあり、ユークリッドは円周/直径で考えていたようなので、西洋においてもこれがもっとも基本となる定義として通用していると思います。他方でユークリッドは、その第3公準において「任意の点を中心とする任意の半径の円を描くこと」としており、やはり円の径としては半径を基本に考えています。
であるならば、πの定義として円周/半径を用い、したがって数値としては6.28…になる方が、西洋の数学体系(とまで大風呂敷にしなくとも、少なくともユークリッドの原論)での整合性でいえば、しっくりくるのではないでしょうか。webmasterが理由として考え付くのは、円周率を用いる場合としてもっとも多いであろう面積の計算にあたって、半径基準のπを用いた上で2で割るよりは、直径基準のπをそのまま使った方が楽だから普及した(言い換えれば、当初は半径基準ではじまったものの、それを計算上2で割ることが多く不便なので、最初っから2で割ったもの=直径基準として再定義した)、というぐらいなのですが、どなたかご存知の方がいらっしゃいましたらよろしくお願いいたしますm(_ _)m。
