bewaad institute@kasumigaseki

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  • 06/27/2007 (3:44 am)

    Apemanさんの当て逃げ事件に関するご見解への疑問

    Filed under: law, WWW ::

    まず、そもそもの当て逃げ事件について、以下などご覧いただければと存じます。

    で、この一連の経緯について、Apemanさんが次のようなご見解を示されました。

    (略)被害者本人が、捜査が進まないことにいらだつのもまあわかる。しかし第三者として考えた場合に、被疑者を逮捕してまで取り調べるのが妥当な事件かと言えばとてもそうは思えない。同様な当て逃げ事件がちょくちょく起こっているであろうことは容易に想像がつくが、たまたま車載カメラの映像が記録されていたという理由で(より重大な被害が発生している事件に割かれるはずであった)リソースをこの事件に投入することが「正義」なのか? たとえ所有者=運転者=犯人だったとしても、それが法的に確定しない段階で「取引先や職場に迷惑をかけた」といった理由で懲戒解雇するというのは人権という観点からいってかなり問題があるわけだが、もし「所有者は車を当時貸していて誰が運転していたかわからない」という言い訳が事実だった場合、“祭り”に加担した人間たちは一体どう責任をとるつもりなのだろうか?

    「リンチと化す“祭り”」(@Apes! Not Monkeys!6/26付)

    当サイトをかねてからご覧いただいている方々であれば先刻ご承知でしょうけれども(笑)、デュープロセスを欠いた責任追及を問題視することにおいて、webmasterはApemanさんと似通った思想的立場にいると思います。しかしこと本件については、若干の勇み足だったのではないか、との感を禁じ得ません。というのも、

    • 「たとえ所有者=運転者=犯人だったとしても、それが法的に確定しない段階で『取引先や職場に迷惑をかけた』といった理由で懲戒解雇するというのは人権という観点からいってかなり問題がある」のはおっしゃるとおりですが、その問題ある行為をしたのはあくまで自動車の所有者の勤務先であって、「祭り」の参加者ではなく(まして、「祭り」の参加者が直接に私刑と称すべき行動に出たわけではなく)、
    • 仮に「祭り」がなければ懲戒解雇が生じ得なかったとしても、「祭り」の参加者の行動は刑法で言えば教唆に問えるようなものではなく、せいぜいが煽動にとどまるでしょうけれども、では煽動行為に有責性を認めるべきかといえば、基本的にはwebmasterは懐疑的、

    だからです。

    前者に関して言えば、「もし『所有者は車を当時貸していて誰が運転していたかわからない』という言い訳が事実だった場合」において、まずもって責任を問われなければならないのは「“祭り”に加担した人間たち」ではなく、所有者の勤務先です。その言及を欠いたまま、「“祭り”に加担した人間たち」の責任を真っ先に追及するがごとき言説は、webmasterにはバランスを欠くように見えます。仮に「“祭り”に加担した人間たち」に責任を見出すにせよ、それは勤務先の責任に比して重いはずもないのですから。

    #Apemanさんが勤務先の責任を認めていない、とはwebmasterは思っていません。あくまで議論の組立てとして、ということです。為念。

    後者に関して言えば、Apemanさんにこのようなことを申し上げるのは釈迦に説法ですが(笑)、煽動行為が罪となるのは破壊活動防止法などに限られます。仮に本件における懲戒解雇が違法解雇であったとして、では違法解雇の煽動について、刑事上なり民事上なりの責任を追及すべきであるとApemanさんはお考えなのか、失礼ながら勝手な推測をすれば、そこまでは思いが至っていらっしゃらないのではないでしょうか。

    もし追及すべきということであれば、一般的な煽動罪なり煽動行為に係る不法行為特例法なりを定めるべきだというのが論理的な帰結となりますが、おそらくはApemanさんもそれには反対でしょう。「“祭り”に加担した人間たちは一体どう責任をとるつもりなのだろうか?」との言及は、そうした帰結を容認する余地を内包しているわけで、それなりに危険な認識ではないかとwebmasterは思うのです。

    補足その1

    本件と直接のつながりはまったくないのですが。

    環境保護団体の人達と、原子力発電所の専門家。設計図を前に対峙したところで、専門家でなければ「炉心を囲むコンクリートの適切な厚さ」とか、「配管に必要なステンレスの品質」なんてものはわかりっこない。

    原子力の専門家なんて、魔法使いを相手にしてるのと同じだから、原子炉の核心については専門家任せ。

    (略)

    同じ専門家のはずなのに、医師を相手にするときは、患者さんはたいてい、医療を「理解」している。

    (略)

    なぜ医療なのか。

    恐らくは同じ感覚を持っているのが、たとえば教育現場の人達であったり、もしかしたら進化論学者の人達であったり。プログラマの人たちなんかもきっと、もうすぐこちら側。

    「魔法使い」と「理解可能な技術」とを分けているのは、たぶん素朴な理解モデルを作れるのかどうか。

    技術というのは、最初は「魔法」から始まる。それが成熟して、他の様々な分野から要請があって、技術のカプセル化、モジュール化が押し進められた頃、「間違った理解でも、運用自体は可能」な素朴な理解モデルが作られる。

    理解モデルはそのうち独り歩きをはじめて、「技術モデル」と「素朴な理解モデル」とがしばしばぶつかりあうようになり、モデルの差分は、技術者に対する不興となって埋め合わされる。

    技術労働はいつしか感情労働となり、技術優先のやりかたは顧客の不興を買うばかりになって、感情モデルが技術モデルに優先するようになって、「純粋な子供達が、不純な大人を支配する」時代が来る。

    「子供の国の不純な医学」(@レジデント初期研修用資料6/26付)

    このようなエントリが同日に公表されたというのも、奇妙なシンクロニティであるようにwebmasterは思います。「魔法」という言葉からも、medtoolzさんは絶対にアーサー・C・クラークの「十分に発達した科学技術は、魔法と区別がつかない」(Any sufficiently advanced technology is indistinguishable from magic.)という言葉を念頭に立論されていると思いますが、ここでの立論自体は、かつて同じ言葉を引いて小松秀樹「医療崩壊」を論じたwebmasterとしても、十分に納得のいく話です。

    で、本件との関連性をwebmasterがどこに見出したかといえば、法学・法実務もまた、「こちら側」なのだろうなぁ、と。医療その他との違いを見出すならば、とりわけ本件で問題となるデュープロセスについては、そもそも「こちら側」の論理で動く不都合への対抗として築き上げられてきたものだ、ということでしょう。

    その分だけ「感情モデルが技術モデルに優先するようにな」る事態への準備は怠りないと信じたいところですが、成文法が民意を代表する立法府で形成され、慣習法が世の諸活動から帰納的に形成されることからも、究極的にはそのような優先を受け入れてしまう素地が、法学・法実務にはあるといわざるを得ないでしょう‐昨今のはやり言葉とも化している「国策捜査」も、そうした文脈で理解可能です。そのような素地に着目して備えを固めれば固めるほど、ますます「技術者に対する不興」は嵩むわけで、果たして希望はどこにあるのやら・・・。

    補足その2

    下記で見る本件についての2ちゃんねるでの議論の冷静さは、なかなか味わい深いものがあります。

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    21 Responses to “Apemanさんの当て逃げ事件に関するご見解への疑問”

    1. medtoolz Says:

      >法学・法実務もまた、「こちら側」なのだろうなぁ
      おっしゃるとおりで、書いているときには考えもして
      いませんでしたが、同じ側なんでしょうね…。
      で、医師もまた法学者を「理解」しているものだから、
      不毛な議論がヒートアップして、溝がますます深まる
      ばかりという。

    2. kingate Says:

      「事件の事実と責任」と「コモディティ大好き私的制裁の背景」を分離しなかった点がいただけないdすね。

      個人的にはコモディティ大好き私的制裁そのものが蔓延る風潮や状況は唾棄すべきと思いますし、そういう言説が広まるのを止めるべきだと思います。
      故に、勇み足でも左記のエントリーは必要だったと思いますよ。でないと大概は「俺の話じゃねーな」で終わりですからw 自覚が無いからコモディティってのは、たちが悪い。

      しかし、今回の一件。
      警察が怠惰過ぎた結果ではあります故。
      犯罪検挙=点数制のシステムの方を見直してくれれば、個人的は、たけくま著作権風説のようなことも広まらんでしょーとだけ付け加えます(明らかなる蛇足
      更に蛇足するなら、官僚システムの評価(特に警察内規における)そのものの問題ってことになるんじゃないんですかねー、bewaadさんに言ってみたりするテスト。
      システム運営と評価がウンコ過ぎだと思うのですが、如何でしょうか?

    3. kumakuma1967 Says:

      うーん、確かにろくにしらべもしないで解雇したなら問題ですが、「もし『所有者は車を当時貸していて誰が運転していたかわからない』という言い訳が事実だった場合」は道路交通法74条とか75条を無視してるわけで、どっちにしろこの手の違反って自動車で商売する会社の従業員にとっては大変な傷な訳ですね。

    4. greensoybeans Says:

      当該会社がネット世論に背を向けて闘った(従業員を守った)とき、どういうことが起きるだろうかと想像してみると、私は当該会社にいくらか同情的にならざるをえません。
      逆にいえば、ネット上の言論の「責任」が今のままで良いかという事に関しては、これはもうちょっと限度を超えているので議論が必要だ、という程度には、危険な認識をもっています。
      「警察が動かないなら私刑もありだろ」なんて言葉を聞いたりすると、その認識はどんどん深まっていきますです。

    5. すなふきん Says:

      >「警察が動かないなら私刑もありだろ」なんて言葉を聞いたりすると、その認識はどんどん深まっていきますです。

      この件に絡んで裁判員制度実施にあたっても不安がありますね。専門的訓練を受けた裁判官ではない一般人が果たして重大犯罪を客観的に裁けるのかどうか?ですよね。今のネット人口の状況から考えるともはや「ネット市民はリアル市民とは別種の人間」とは言えなくなってると思いますし。たしかbewaadさんは裁判員制度には賛成だったかと記憶しておりますが(誤解がありましたらご指摘願います)、私のような下々の世界を散見している人間にはやや楽観的過ぎるようにも見えるのですが。

    6. 障害報告@webry Says:

      ここは酷い乗って残そう新鶴スマートICですね…

      asahi.com:IC常設へ公費で実績「隣町へも高速使用を」 会津美里町 - 社会
      http://www.asahi.com/national/update/062 (more…)

    7. koge Says:

      >果たして希望はどこにあるのやら・・・
      最近、「絶対に他人をだませる方法」はあっても、「絶対に他人にだまされない方法」はないんじゃないかと思うようになりました。そのだます方法を教えた人間すら、教えられた側にその方法でだまされない手立てはないのかもしれない、いくら知識や猜疑心があっても生物学的に感情モデルに勝てないというか…

      >裁判員制度には賛成だったかと記憶しておりますが、私のような下々の世界を散見している人間にはやや楽観的過ぎるようにも見えるのですが。
      逆に感情を揺さぶるFLASHとか使って反対運動するしかないんじゃないですか?例えば、冤罪事件を見て「どうせやったにきまってるわよ〜」といってた自分が突然逮捕されて裁判員席にいる自分に「どうせやったにきまってるわよ〜」といわれるとか(反対派の方、パクって使っていただいてもかまいません)。

    8. ir Says:

      「解雇処分くだした会社に」ではなく「祭った名無しさんたちに」目が向いてしまうこと自体が、ずいぶんとムラ社会ニッポン的だな、と端的に思います。同じ穴の狢といいますか。責任範囲を明確にすることから始めましょうよ、まずは自分の言説からそうしましょうよ。と思うのでした。

    9. すがりー Says:

       電話やビラ配布等(掲示板への書き込み、コピペ等も含む)の具体的行動に出ていた人間には、威力業務妨害、名誉毀損などが成立する可能性もありそうです。bewaadさんがそういった可能性を無視して、違法解雇の教唆という迂遠な構成を前提に議論を進められるのは少々強引な気がします。
      ※リンク先の文章を、法的責任を追及する趣旨と読むものなのかという疑問もあります。

    10. webmaster Says:

      >medtoolzさん
      そのあたりの状況については、エントリでリンクを張った小松本の書評で書いたことぐらいしか対応策が思い浮かばない(しかも、その蓋然性はそれほど高くない)のが現実なのだろうと考えています。

      >kingateさん
      ご指摘の点については、Apemanさんのエントリに係るはてなブックマークですとか、補足その2でしょうかいした2ちゃんねるのスレなどを見る限り、それなりにバランスの取れた見方をする人が多いのかな、という気はします。

      評価については、おっしゃることはよくわかるのですが、他方で私が警察の現場を知らないだけに、警察ないし現行システムが悪かったと言い切るにも抵抗がないわけではありません。行動経済学者とか認知心理学者等の知見を借りて再構築ができればいいとは思うのですけれども。

      >kumakuma1967さん
      解雇が問題ないなら、その引き鉄になった行為にも問題性は見出し難いのだと思います(威力業務妨害等があれば、もちろん話は別ですが)。

      >greensoybeansさん
      実際のところ、せいぜいが会社周辺に出没した程度であって、たとえば脅迫その他の犯罪行為が行われたわけではないですよね? ネット上の言論活動の影響が従来の個人の手にしたそれの影響に比べて大きいのではないかというのは、たとえば兵器の発達によるテロリズムの脅威の増大とメタ的には同じ構造で、その延長線上での何らかの対応の必要性を否定するものではありませんが、逆に言えばそこまでの視野の広がりをもった議論でないと、同一水準での水掛け論に堕す危険があるように思います。

      >すなふきんさん
      ↓のとおり裁判員制度には反対ですが(笑)、
      http://bewaad.sakura.ne.jp/20050506.html#p01
      http://bewaad.sakura.ne.jp/20050624.html#p01
      おっしゃるような理由ではなかったりします。裁判官の訴訟指揮の下におかれますし、地裁でしか用いられず控訴審・上告審では裁判官のみの審査となるので、ご指摘の点についてはあまり心配していません。

      >kogeさん
      フォールトトレラントなシステムを心がける、ということなのかと思います。裁判で言えば三審制とか対審構造とか、そのようなもので誰かが間違えても歯止めが係りやすくしておく、ということぐらいしかできないのかなと。

      >irさん
      私はApemanさんのことは長らく拝見してきているので、今回は憤りのあまりなのだろうと思ってます。

      >すがりーさん
      威力業務妨害等の成立は、自動車の所有者が「真犯人」であるかどうかとは独立して定まりますので、「冤罪」だった場合の責任を考えるとは、すなわち威力業務妨害等についてのものではあり得ないのです。

    11. greensoybeans Says:

      bewaadさま。ご返答いただきどうもです。
      >せいぜいが会社周辺に出没した程度であって
      リンチを肯定したり、個人情報をネットに大量にばら撒くような種類の人間が周辺に出没することを「せいぜい」と言えるのか、ちょっと迷います。また、電話攻撃などもあったのではないでしょうか。
      とはいえ、むろん犯罪行為ではないでしょう。一人が一回電話をかけただけは犯罪ではありません。でも100人が一回ずつかけたらどうなるか。
      たしかに「空気」を罰するのは難しいですね。空気に安易に屈してしまった者の処罰は可能なのだから、そこから始める事により徐々に空気が過剰に力を持たない社会が築ければいいのですが。
      ただそれはあまりに遠い道のりではないか、現状それは、個人として特定しやすい者=罰しやすい者から罰しているのではないか、という気がするのです。倫理的に最も罰を受けるべきものは群集として何も問われずに。
      空気の源泉にむかって濃淡をなんとか判別し、群集から個人を炙り出していくことは全く不可能なのか、相変わらず考えています。
      そして空気も重要だが、ぎりぎり最終的なところでは個人を重んじ、これに立脚し、空気に対する防波堤のようなものにならないのであれば、何のための近代なのか、近代法なのか、とも。
      おそらく私は、福田恒存じゃないけど、法学・社会学的な視点よりも文学的な視点のほうが勝っているのでしょう。多勢のものが少数のものをいたぶり無力にしていく光景ほど醜く耐えがたいものはないのです。人類史上もっとも、といってもよいくらいに。
      どんなエクスキューズがあろうと、それを少しでも肯定するものの側に立つことはありえません。(などと思ってるんだから、視野が狭いといえば狭いのかもしれませんね。)

    12. enop Says:

      2chの祭りというのは社会悪を罰すると言う免罪符の元に構成されていますので、
      逆に素直になり、心から謝罪すれば比較的早急に沈静化します。

      2ch内部でも意見が割れている通り、まともに謝罪してきちんと
      社会的制裁も受けた者に引き続き粘着するのは良くない行動だと
      言う意識もきちんと醸成されております。

      既に過ぎた事ですが、今回の場合で言えば加害者がきちんと
      運転者を申し出て、法律で定められた罰を受け入れれば違う結果が
      出ていたでしょう。少なくともこうして様々なブログで取り上げられる際には
      加害者側に同情する声の方が多くなるはずです。

      現状では会社が疎ましく思ってクビ切った、というだけで加害者本人が反省しているのかどうかが不明なため、反省していない場合、
      また繰り返す可能性があり、まだ目的達成していないと言う感覚なのでしょう。

      今回の加害者がどうして運転者を隠匿したのかはわかりませんが、
      なんというか、法律で定められた罰則って犯人の社会的復帰も
      最大限考慮されたいい湯加減と言うか具合の罰で、大人しく
      従った方が有益な事が多いのになぁ、誰だって過ちを犯す、
      罪を憎んで人を憎まずをモットーに定められているのになぁ、って
      俺は思うし、そういう共通理解が広まって欲しい。

    13. すがりー Says:

       なるほど。事後的に明らかになった事実によって、行為の法的評価が異なる可能性を考えていらしたのですね。
       しかしながら、そうであれば、事後的に明らかになった事情(冤罪)によって(解雇時における)解雇権濫用の有無が左右されるということは、論理的にあり得るのでしょうか?
       言い訳になりますが、勤務先の責任を問う文章が前置きとなっておりましたので、この点で少々混乱いたしました。

       なお、私は、リンク先の「“祭り”に加担した人間たちは一体どう責任をとるつもりなのだろうか?」との締めは、(とれないでしょ?だから節度をもって振舞いなさいよ。)という趣旨と読みました。

    14. Apes! Not Monkeys! Says:

      リンチと化す“祭り”(追記あり)…

      6月28日追記 (more…)

    15. Apeman Says:

      当該のエントリに追記するかたちでお返事しようと思って先ほどトラックバック遅らせていただきましたが、その後こちらのコメント欄を改めて拝見してすがりさんがすでに私の言わんとしたことの一部を代弁してくださっていたことに気づきました。「とれないでしょ?だから節度をもって振舞いなさいよ」という解釈は私の主観的な意図そのものです(もちろん、実際に書かれたものがその意図を的確に伝えていたかどうかは別途問題にしうることですが。)

      bewaadさん、お久しぶりです。
      >今回は憤りのあまりなのだろうと思ってます。

      もっと頭に血を昇らせてエントリ書いたことは何度もありますんで…。なぜあのような観点からとりあげたか、といえばむしろ同じ日にの別のエントリでとりあげた、「光市母子殺害事件の弁護団への懲戒請求」問題との接点を意識したから、です。

    16. 小僧 Says:

      うーん「責任」云々については

      “祭り”に加担した人間たちは「所有者は車を当時貸していて誰が運転していたかわからない」という言い訳が事実だった場合まで考えた上で行動を取ったのだろうか。ネット上ではマスコミの取材行為に対し嫌悪感を表明されることが多いが、お気楽な正義感で「犯人」を断罪するのではそれと同様ではないか。

      と Apeman さんが書いておけば済んだ話だと思うのですが。

    17. ゲスト Says:

      >実際のところ、せいぜいが会社周辺に出没した程度であって、たとえば脅迫その他の犯罪行為が行われたわけではないですよね?

      ええ?直接関係のない知らない人がbewaadさんの職場に電話かけたり家の近所行って写真とったりしても気にしないんですか?
      いやこんなことされたら普通の人はこわいですよ。十分脅迫効果があると思いますけど。若い一人暮らしの女性や子供のいる家庭に対してもそんなこと言えますか?
      まさか相手が犯罪者(この場は疑いがあるですが)だからいいのだとか言わないですよね?
      bewaadさんのこの発言からは上で小僧さんが書いておられる

      >ネット上ではマスコミの取材行為に対し嫌悪感を表明されることが多いが、

      のマスコミの強引な取材行為と同じ傲慢を感じます。

    18. webmaster Says:

      >greensoybeansさん
      群集を罰すると割り切るならば、それはそれで話は(少なくとも筋道としては)すっきりとした話となります。しかし、物理的な群集は罰せずとも、ネット上での群集を罰するとするのは、そのような扱いの違いを合理化することが困難であろうとも思うわけです。当サイトでは人民裁判的なつるし上げを何度となく難じておりまして、そうした行為の問題性を認識するのにやぶさかではないのですが、だからこそ同じ穴の狢とならぬよう、何がどのように問題なのかを厳しく自問する必要があると思っています。

      >enopさん
      >今回の場合で言えば加害者がきちんと運転者を申し出て、法律で定められた罰を受け入れれば違う結果が出ていたでしょう。
      Apemanさんの問題意識は、「加害者」であるという認定が恣意的である可能性ということなので、そこは食い違った話だと思います。つまりはそれが「冤罪」である可能性で、もちろん祭りの参加者は(その主観において)可能な限りの裏取りをしていると主張するのでしょうけれども、じゃあ「冤罪」の可能性がゼロかどうか保証しろ、と言われれば誰にも不可能でしょう。構成要件該当性は相当の確度で満たされているとするにしても、違法性阻却や責任阻却の有無にいたっては、どう見ても検証しようとの契機すら見いだせないようですし。

      >すがりーさん、Apemanさん
      ご指摘をいただいてこちらの考えも整理したので、本日(6/29)再度エントリを立てました。ご高覧いただければ幸いです。

      >小僧さん
      本日のエントリにも関連することですが、お示しのように書かれていたとしても、興味深い論点を提示いただいたのだと思います。

      >ゲストさん
      http://bewaad.com/2007/06/27/183/#comment-8922
      ですがりーさんに書いたことに通じますが、脅迫その他の違法行為であるならば、本件に係る「加害者」が誰であれ、それはそれで成立するわけで、Apemanさんのお書きになったような、「加害者」が自動車の所有者であるかどうかには無関係に成立する話で、そのような条件節になじまない話です。本日のエントリで書いたように、「加害者」の真正性に引っ張られた議論をしてしまったなぁと反省はしていますが、とまれ、Apemanさんのご議論を前提として、「冤罪」であった場合の問題を問うているのだとすれば、お示しの話は「冤罪」であろうとなかろうと問題なわけで、本エントリの文脈からはずれるものと理解しています。

    19. greensoybeans Says:

      管理人様。

      Apemanさんが追記されて、私が当初感じたことはほとんど代弁されてしまいました。
      のでこれを最後にしたいと思います。
      もっとも私は、もはや倫理的な問いかけでは済まないのでは、とまで踏み込んでしまってこちらが論点になってしまいましたが。

      やはり私は現段階では、ふと気付けば雲散霧消してしまうような目に見えないネット言論の「正義」よりも、目に見える中小企業の経営者・従業員の生活を重んじたいし、また、ネット上の少なくない人が「リンチもあり」と考えるような状態が続くことのほうが、ネットに何らかの規制を加えるよりも危険だと考えています。

      ただ、そのような私の「正義」もまた相対的であるかもしれない、というのは、今後よく考えてみたいと思いました。
      ご対応ありがとうございました。

    20. webmaster Says:

      >greensoybeansさん
      こちらこそ貴重なご意見ありがとうございました。今後とも、お気づきの点などございましたらお気軽に書き込んでください。

    21. fc気まぐれなるままに〜?! Says:

      当て逃げ証拠動画、まとめサイト等ながめてみて…

      当て逃げ証拠動画、まとめサイト等ながめてみて

      当て逃げまずすぎだけど、当てられる原因は本当に何も無かったのだろうか・・・。
      できれば報道は、その辺の検証こそ (more…)

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