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  • 10/21/2007 (11:59 pm)

    The Rugby World Cup 2007

    Filed under: sports ::

    前回大会について、webmasterは次のように書きました。

    当サイトで執拗にフォローしていたが、やはり今年のワールドカップはラグビー史に残る大会だったのではないか。 決勝が名勝負であったということもあるが、イングランドに代表されるディフェンスの高度化とキック戦術の浸透は、今後のルール改正にもつながり得る、今現在のルール下でのラグビーの結晶であったとも言えるだろう。(略)

    2003年『社会面的』10大ニュース(2003/12/24付)

    結局のところルールの大枠に変化はなく、やはりキックが現代ラグビーにおいて決定的に重要であることを示した大会だったのではないでしょうか。優勝した南アフリカは決勝戦にて1本もトライを決めませんでしたし、準優勝のイングランドはウィルキンソンの復帰前後ではまったくと言っていいほど強さが違っていました。

    同様にディフェンス技術がオフェンス技術に優越もしているようで、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカの南半球3国やイングランド、フランスといった強豪国間では、やはりトライの取り合いというわけにはいきません(南半球3国によるトライネイションズ大会(来年からアルゼンチンはトライネイションズに参加するわけですが、大会名は引き続きトライネイションズであるようで・・・)においては、相対的に「ノーガードの殴り合い」的な試合展開が多くなりますが)。地道にフォワードが陣地を稼ぎ、相手の反則を誘ってペナルティキック、バックスへの詰めが遅く前にスペースが空けばドロップゴール、という戦術をきちんとこなせるチームの勝つ確率が高い、という状況は、現行のルールが続く限り変わらないような気がします。

    #だからトライの点数を多くして欲しいのですが。

    ちなみに日本代表について、これまた前回大会のwebmaster評を引けば次のとおりです。

    ラグビーワールドカップ、日本は結局4戦全敗に終わったわけですが、はっきりいって今のままでは日本ラグビーに望みはないですな。 スコットランド戦やフランス戦でタックル成功率がよかったなどなど、弁護する声は多いですが、そうした個人の努力を賞賛しているようでは進歩はありえません。 これだけ急速に戦術が進化している中で個人のスキルに頼るなんてのは、南半球3国やシックス・ネイションズであってもナンセンスになっているというのに、それらの国より個人能力が劣っている日本代表がその路線を進むなんてお話にならないでしょう。 個々の選手が体で覚えるまで戦術を叩き込んで、試合の中で流れに応じてアイコンタクトで応用できるようにならなきゃ問題外です。 とにかく、日本は戦術で勝つしか道がないというのに、その面でも世界の一流国に大きく遅れをとっているわけで、この点が改善されない限りいつまでたっても決勝トーナメント進出はおぼつかないでしょう。

    history(2003/11/3付)

    日本ラグビーの望みのなさも相変わらずといいますか、前回大会では戦術と書きましたが、それ以前に基本的な技術の精度が世界トップクラスからは遅れをとっているわけで、フィジカルな面で負けているのにそれでは勝てるはずもありません。象徴的には、ノッコンが多すぎです。ジョン・カーワンが次のようなコメントを残しているので、きちんと対応して欲しいものですが、さてどうなることやら。

     カーワンHCも一夜明けた26日の会見で「選手の感情面はすばらしいが、技術的にはまだまだ。来年は代表の移行期。現在のチームを保ちながら、新しい選手も発掘したい」と意欲を見せた。目標とした2勝を達成できなかった悔しさと、負けなかった誇りを胸に、カーワンジャパンが再出発する。

    MSNスポーツ(日刊スポーツ)「カーワン“永久政権”確約/W杯ラグビー」

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    8 Responses to “The Rugby World Cup 2007”

    1. 通りすがり(オリ) Says:

      そういえば、昔はトライは4点だったよね(遠い目)と調べてみると、さいしょはトライ0点で、ドロップゴール4点という時代があったそうです。
      http://www.hamaspo.com/sport/vol_170/ans.html

      日本ではあまり見かけないドロップゴールですが、うまく決まっても、なんか拍子抜けのような感じがします。フォワードがおしこんでペナルティを奪い、5メートルしかなくてもPKで3点というのも同様ですね。
      正々堂々組んで1本を狙うのが柔道だ、と言っているようなものですけれど。

      >ノッコン大杉
      禿同。高校生からたたきなおす必要があると思います。でも、きちんと指導できる先生は少ないよーな。

    2. 鍋象 Says:

      ラグビーはあんまりわからないですが、サッカーもトラップ下手と言われていますね。

      スポーツうるぐす見てたら、ラグビーもプロ化が必要と言っていましたが、プロ化以前に、サッカーにしろ野球にしろ小学生からの選抜育成の成果があると思います。サッカーは最近無茶苦茶ですからね。息子がサッカー選手だからと、審判資格持ってるお父さんは、身の回りを探せば数人はいるはずです。

      まあ、そういう意味じゃ、野球はオリンピックでもWBCでも最低限メダルくらいとってくれないと困るし、そのためならスポーツ特待生くらい普通にOKだろみたいなw

      そういや、東洋の魔女の速攻とか、ハンドボールのムササビシュートとか、フジヤマのトビウオの平泳ぎ・バサロ泳法とか、あの手のルールの盲点を突く裏技的な秘密兵器ってのは、最近無いですね。やってもすぐにルールを変えられてしまいそうですが。

    3. Says:

      ・WC
      私は所詮でオーストラリアにぼこぼこにされて以来見ませんでした(後半の途中でリタイア)。
      確かに、オーストラリアはお手玉しないしお手玉しても落とさないんですよね。タックルでも一撃じゃ止まらないし。こっちは簡単に止まるし。
      見ている方が凹みますよねorz

      ・ラグビーのルール
      個人的には少々人数が多すぎるのではないかと思います。
      一人二人減らした方がスピーディーな試合になるのではないかと…。
      まあ選手の労働問題やファンとの折衝もあるし、今時そんな大変革は無理でしょうから、事前作としてトライの点を増やすというのもありですね。

    4. Says:

      そうはいったものの、ジリジリとした緊張感もラグビーの魅力でしょうから、トライの点を上げるだけでいいかもしれません。
      だけどある程度点が入らないとつまらないのも事実なので難しいところですね。

    5. 通りすがり(オリ) Says:

      壷さま
      7人制ラグビーというものがあります。スクラムは3対3。パスとランばっかりで、スピーディです。

      フィールドハンドボール(11人。サッカーくらいのグラウンドでやっていた)が、今のような屋内で小さいコートで行うハンドボール(普通にみるもの)にとってかわられたように、ラグビーもそうなるかも。

    6. ゲスト Says:

      往年の明治のような重戦車FWが押し込んでトライみたいな
      ラグビーも正直つまらなかったですが、キック中心のラグビーも同じくつまらないですね。要はバランスなんだと思いますが。このキック中心のラグビーでも尚、個々の日本人の能力が大きく劣りすぎなので戦略・・・なのかなあという気はします。前半低くあたりにいって(でないと倒せないから)後半はバテバテなんて姿を見てると、そりゃあノックオンも多くなるだろうというのが率直な感想です。
      カーワンが現役当時日本代表はAB相手に記録的な大敗を喫しましたが、それから20年近くの時を経てもなお見せられる100点ゲーム、全く成長してませんし悲観的にならざるを得ません。プロ化とかそんな問題なのだろうか?

    7. TH Says:

      アルファ関連からやってきた一見なのですが、プレーヤーサイドから少々物言いがしたく候。

      まずもって「体格云々」の人種論は遺伝子レベルからの違いなので千年王国を期待する信者でもなければ砂掛けになるので素通りさせて下さい。また「プロ化」は95年以降解禁しているので、プロレタリアート化することでマゾ的FW戦法にすべしとでも解釈していいのか迷ってます。「少年期からの育成」ですが、仏のシャバルなんぞは働き始めてからラグビーしてたはず。アルゼンチンはサッカー人口が多いはずだし、解決としては如何かと。

      んで、技術論的に申し上げるなら

      >ノッコン大杉
      出場選手の対世界での経験値がドラクエでいうアレフガルド探索レベルなので無理からぬことです。そもそも今回出場FWフロント5のうち、フィジー戦一本目でキャップ30以上がたったの一人。経験がものをいうFWでこれでは、ありえない。4年ごとにリセットボタンを押しちまい、強化方針がグダグダだという日本協会の無策が為せる技でございます。サッカーで言えば国際大会未経験、各年代別で未代表のJリーグ純粋培養がアブダビで試合して物怖じしないか?みたいなものです。相手が中学生相手でノッコンする奴はいませんから。ハートの問題ですね。OZが日本相手にノッコンしないのと同じです。でもOZ戦、良く見ればノッコンしてますけどね。シャロウDFでかましてた佐々木が抜けるまでが緊張感ありました。

      >人数多すぎ
      リーグラグビーというラグビーは1チーム12人です。仰るようにスピーディで攻撃をメインとしたルールつくりですので、そちらを御覧頂ければと思います。7人制は半分以下で同じ面積のグランドなので、ある意味で別のスポーツです。こんかいのW杯は「ラグビーユニオン」と申します。

      >FW戦法
      昔でいえば10マン・ラグビーでしょうか?確かに決勝は面白みに掛けましたが、基本技術レベルは最高だと思いました。まぁ学校の「教科書」が「面白い読み物」でない感じでしょうか。仕方ありません。でも倒しがいありますよね。昔の明治を食べた法政、さらに昔ならNZジュニアを破った大西JAPAN(鐡之祐)、今回のアルゼンチンなんぞも例にあげたいくらいです。勝てなくても負けないFWなら勝機充分です。

      まとめれば、前代表監督のエルサリド(いまいましくも息子はW杯フランス代表SHでした)に始まる迷走、いや協会伝統の珍走ぶりが未発達の日本代表だと思うのです。継続した強化、ブレない方針、たったそれだけの事なんだと思いますが。
      カーワンの10ヶ月未満の監督指導のもと、DF急務で仕上げ、よくあそこまで戦ったと。じゃなければもっと悲惨だったはずです。大畑や安藤が怪我で直前に離脱、SOアレジまで離脱してキック苦手のロビンスを繰り上げて急造。もう無茶苦茶でしたから。さらに強豪贔屓の試合日程でOZ戦はある意味捨て駒。フィジー戦ではSH吉田負傷、交代したSH矢富も7分後負傷、んでロビンスがSH…。

      安藤やアレジがいればに大した遅れを取らなかったわけで、「技術」の定義が難しいところですが、然るべく経験を積ませないことには進歩はないと思われ。ブレない強化方針さえあれば充分かと。あと「森」が政治同様に妙な動きをしなければ安全かと。あ、清宮はの代表監督は先延ばしでお願いしたい。
      以上です。

    8. webmaster Says:

      >通りすがり(オリ)さん
      面白い情報を提供いただきありがとうございました。早くトライを6点にしないと、と思います。

      ノッコン抑止その他のボールハンドリングスキルは、高校からでは遅いのかな、とも思います。ベスト8常連国はもっと幼いころからラグビーボールに触れているわけで、それに追いつくのは至難の業でしょうから、そもそも同じタイミングから触れていないと。となると、タッチラグビーやタグラグビーを小中学生に普及させるというのが、地道ながらも抜本的対策になるのではないでしょうか。その世代が上がってくるまでは、まあとにかく練習してもらうしかないわけですが。

      >鍋象さん
      プロ化すりゃいいってものではないと思うのですが、やはり裾野の広がりがどれだけあるかが選手層に直結するわけで、花園があるラグビーは相当マシな方だとは思います。それへの上乗せとしては、通りすがり(オリ)さんに書いたように小中学生への普及ということになるのでしょうけれど、それは当然ながら他の競技の選手層を食うわけで、野球やサッカー、柔道などとのゼロサムなのでしょう。

      >壺さん
      タックルが一発ではとまらないのは、それこそフィジカルな違いなので仕方がないと思います。その分集まりを早くして、数的優位で対抗すると(できるだけ多くの場面で数的優位を確保するためにも、前回大会で書いたように戦術面での深化が求められるわけですが)。

      1人2人減らすということであれば、ラグビーリーグ(13人制ラグビー)を大いにお薦めいたします。15人制ラグビー(ラグビーユニオン)とアメフトを足して二で割ったような競技で、ラックやモールがなく非常にスピーディーな試合展開です。個人的には、15人制より13人制の方が絶対に面白いと思うのですが。

      >ゲストさん
      勝敗にこだわるなら、キック以外は二流でもキックは超一流というバックスを育成して、ハーフウェイラインを超えて状況が許せば必ずドロップゴールを狙うぐらいのことをしなければダメなのかな、と>日本代表。何でもいいからまずは世界のトップクラスに伍していける何かを確立して、その強みを最大限生かす方向でチームを組み立てていくということでないと難しいのではないでしょうか。もちろん、バックスの華麗な展開こそがラグビーの華ではありますが・・・。

      >THさん
      プレイヤーサイドからのご意見、ありがとうございました。私は観るだけですので、なるほど、と思った次第です。

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