パブコメは数じゃないんだよ、兄貴!
MiAUによる違法にアップロードされたコンテンツに係るダウンロード違法化についてのパブリックコメント提出を助長する以下の活動があります。
MiAUの運営側の主観的意図はさておき、客観的には、これらはテンプレ的な用い方をされ、多くの大同小異のパブリックコメントを生み出す方向に作用する可能性は大いにあるでしょう。そのようにパブリックコメントを提出する側には、パブリックコメントを提出する者の数に何がしかの意味があると考えが広がっても無理はないように思われます。もっとありていに言えば、より多くのパブコメを出せば出すほど、法案へ反映する可能性が高まるというような考えが広まるのではないかと。しかし、現実にそうではありませんし、さらに言えば、そうであることが望ましくもないのです。
数が多ければいい、というのであれば、本件でいえばJASRACや各種コンテンツホルダーが組織的にパブコメを提出したときに、「賛成のパブコメの数が多かったからダウンロード違法化を進めます」という結果になることを受け入れなければなりません。また、締切り直前に非常にいいコメントを思いついたとして、人に呼びかけている時間がないから自分ひとりで提出した場合に、「あなたひとりしか出していないので受け入れられません」という対応を甘受しなければなりません。でも、そんなのいやですよね?
#webmasterの霞が関経験からしても、業界関係者が大量に似通ったパブリックコメントを提出してきた例に直面したことがありますし。
MiAUのような試みは、パブリックコメントの提出という行動に際して自らの見解を省み、考察を深める機会を増やすものとして歓迎すべきことだとwebmasterは思います。であるからこそ、いくら「素材」と呼称したところで、テンプレとしてコピペされる可能性が高い形で提示されたことは再考の余地があるのではないでしょうか。具体的な提出手続をわかりやすく示すことは(役所の欠陥を補うものでもあり)すばらしいことです。具体的にどこに着目すべきかの言及もよいでしょう。しかし、どのようなコメントを出すのかについては、あえて自分で考えろと白紙で突き放す方が趣旨に叶うのではないでしょうか。繰り返しになりますが、数に意味があるわけではないのですから。





11月 14th, 2007 at 19:19:40
机上論で考えれば、パブコメを省庁に出すより、その問題に関して関心がある国会議員に提出した方が効果があるのかなと思います。
そもそも、私はパブコメ自体に疑問を感じるのですよね。政治のプロセス抜きに、官僚や官庁を動かしたいという意識が働いているように思いますので。
11月 14th, 2007 at 23:22:53
私は時々パブコメ書くのですが、行政側で事前に想定した範囲以外の部分について、問題点を教えてもらう手段として利用して欲しいな、と思います。たとえば、不正アクセス禁止法も当初は対象を「事業用」に限定してたのですが、パブリックコメントを反映して限定を外しました。
最近でも、こういう事例があります。
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/09/091019_3_.html
これは詰めが甘すぎた例かもしれませんが….技官は何をしていたのやら
11月 15th, 2007 at 0:29:24
この話題だと以下のブログの記事も面白かったです。
http://fukudablog.blog6.fc2.com/blog-entry-63.html
http://yamanoue.sakura.ne.jp/blog/miscellany/139
要はMIAUってなんのためにあんの?というか。
こことか凄いですね。
http://dev2007.miau.jp/wiki/wiki.cgi?page=%A5%D1%A5%D6%...
(私たちはコピーを推奨することはありませんが、する人もいるかもしれません)
↑ぐっときました。
11月 16th, 2007 at 12:56:38
困ったことに「数だよ兄貴!」派は霞が関にも居るんですよ。
ウチの某政策のパブコメのとき、某政策に否定的な言動ばかりする某省庁(笑)が、傘下のの業界団体に動員を掛けて、大量紙爆弾爆撃を食らったことがあります・・・。
あと、爆撃といえば、ソフトバンクが、「『SB社に携帯電話事業の計画認可をするべきである』と総務省にパブコメすべし」と、ヤフーADSL加入者に動員を掛けて、万単位のコピペパブコメが来て役所の事務がパンクして逆に認可に支障をきたした事件、と言うのもありましたねぇ。
・・・これは後で、「顧客の個人情報を本来目的以外に使用」との理由で行政指導食らってましたが。(笑)
11月 16th, 2007 at 23:05:32
↑その動員私にもかかりましたが、シレッと「周波数帯の分配は入札で決めるべきである」という意見を送らせていただきました。:-p
11月 16th, 2007 at 23:49:35
爆撃って、ただの嫌がらせにしかならないような。
ところで、容リ法の時に、うちの会社の担当者が、容器と包装のグレーゾーンな奴を大量にピックアップして役所に問い合わせしまくった事があります。最終的には「わかりません」になっちゃって・・・。ああいうのはパブコメにした方がよろしいのですかね?担当者だと、そこで止まっちゃう可能性あるし。
11月 17th, 2007 at 13:40:25
>いくら「素材」と呼称したところで、テンプレとしてコピペされる可能性が高い形で提示されたことは再考の余地があるのではないでしょうか。
竹熊健太郎さんの記事
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_959...
でも
>MIAUでは、「パブコメ・ジェネレーター」なる便利なものを公開しています。MIAU内の議論をもとに、YES・NOを選んでいくだけで誰でもパブコメが作成できますので
と紹介されていた「パブコメ・ジェネレーター」・・・
http://dev2007.miau.jp/public-comment-generator.html
異議あり! 誘導尋問です!!
「考えるな」と主張してるんでしょうか、MiAUことインターネット先進ユーザの会は。
余談ですが竹熊さんのエントリーで
>ただしMIAUのはあくまで「ダウンロード非合法化反対」のそれですのでご注意ください。「非親告罪化」について警鐘を鳴らそうと思う人は、「文化審議会著作権分科会法制問題小委員会中間まとめ」へのパブコメでどうぞ。
と注意書きしてあるのには笑いました。
11月 24th, 2007 at 1:03:25
>bn2islanderさん
経緯論からすれば、パブコメは、政治家・官僚不信の賜物といいますか、政治家=族議員で関係業界の声にしか耳を傾けず、一般国民の声が反映されない! という認識が根底にあるものだと理解しています。政治家の中には、パブコメは国民の声を大義名分に霞が関が政治プロセスをないがしろにするおそれもあるものだ、とお考えの向きもいらっしゃるようですし。
>規制業種さん
マフラーの件は、詰めが甘いというより、業界との調整がきちんととれていないという気がします。手抜かりがあったのか、それとも「密室の調整」扱いされるのを厭うて言いたいことはパブコメで出せということにしたのかはわかりませんが。
>irさん
ぐっときますねぇ(笑)。
>のんきゃりさん
嫌がらせ目的であれば、もちろん「数だよ兄貴!」ですね(笑)。
>BUNTENさん
とりまとめて提出、というところまで抜かりのない動員でなくてよかったですねぇ・・・。
>鍋象さん
パブコメはタイミングがあるので、一般的にはノーアクションレターなのでしょう>書面での照会。
11月 24th, 2007 at 8:32:15
>ノーアクションレター
知らなかった・・・平成13年からやってるんですね。
11月 25th, 2007 at 1:04:52
>鍋象さん
使ってもらってナンボの制度ですから、広報不足との批判が当てはまらざるを得ないと思います。