ナビゲーションをスキップ
/テーマ別書庫/道路公団始末記(目次)[8]/道路公団始末記
go back to top page[0]
日本道路公団騒動始末記(実況編)
最近の出来事
the 3rd week of December, 2003 (from 12-14 to 12-20)
- 12月20日 道路公団民営化後の高速道路建設は「建設委託方式」に
- もう少し民営化委員会の結論に沿った形(形式的かもしれないが)になるとのwebmasterの予想は外れた。
後知恵で解釈するなら、小泉総理は、道路公団問題がすでに世の注目を集めるものではなくなっており、ある程度の説明(「建設するかどうかは道路公団の判断に委ねられており、野放図な建設は抑制される」といったもの)がつけば、内閣支持率が下がるようなことはないと踏んだのだろう。
その判断の是非はこれから問われるのだろうが、自衛隊派遣決定・フセイン逮捕といったイラク問題の方がよほど旬な話題であるのは事実だ。
(2003-12-24記)
the 2nd week of December, 2003 (from 12-07 to 12-13)
- 12月12日 道路公団問題に関する自民党案が同党道路調査会・国土交通部会にて決定
- 内容はこれまでの予想の範囲内。
- 12月9日 青木自民党参院幹事長らによる圧力疑惑、政府が公式に否定
- 道路公団問題が来年になっても人々の注目を集めるようであれば、この問題は通常国会の争点の一つとなろう。
圧力はなかったといってみたところで、テレビであれだけ大々的に言ってしまえばねぇ・・・。
しかし、藤井前総裁の提訴云々はどうなったのだろうか?
(2003-12-17記)
the 6th week of November/ the 1st week of December, 2003 (from 11-30 to 12-06)
- 12月5日 国土開発幹線自動車道建設会議の民間委員選出
- 当サイトではじめて道路公団問題を取り上げたときから言っていることだが、高速道路を巡る議論のコアは本来どれだけ道路を造るかであり、次いでその財源をどうするかが来て、道路公団というビークルがどのような法人格であるべきかというのは些末な問題に過ぎない。
で、そのコアを議論するのがこの国土開発幹線自動車道建設会議(国土交通省サイトの審議会等紹介ページに詳細が書かれていないのがミソか)。
ここがロードス島であり、どう跳ぶかで道路公団民営化の命運は定まる・・・といいたいところだが、会議の開催自体は25日ということで、来年の予算案などは全て決まった後。
実態は単なる追認機関ということになるのだが、誰か造反が出ると(部外者にとっては)非常に面白いことになろう。
とまれ、整備計画の9,342km(のうち特に未施行命令区間の278km)の建設をあきらめるか、それとも新直轄方式によって国・地方の税負担で建設するということであれば、民営化委員会方式による民営化となるだろうし、あくまで全線開通を目指し、財源を利用者負担に求めるのであれば、それとは異なる方式の民営化とならざるを得ないということを押さえた上で、あと10日ほどで決まる議論の流れをウォッチすべきと言えよう。
(2003-12-11記)
the 5th week of November, 2003 (from 11-23 to 11-29)
- 11月28日 道路関係四公団民営化に関する政府・与党協議会にて民営化3案及び事業評価結果公表
- 焦点である民営化会社と道路建設の関係は、資料でいう案−3−A(民営化委員会の答申に最も近いもの)とし、他方で道路建設は事業評価の点数が低い路線を中心に新直轄方式(国が直接建設)による建設をできるだけ増やす、という組み合わせがやはり落としどころに見えて仕方がない。
9,342kmの現整備計画から多少は路線長を圧縮したり、車線を減少させたりといった妥協があり得ることを否定するものではないが。
- 11月27日 道路公団による片桐幸雄氏に対する訴訟の取り下げ
- 復権に向けた歩みがまた一歩。
(2003-12-04記)
the 4th week of November, 2003 (from 11-16 to 11-22)
- 11月21日 「『左遷』の3人本社復帰へ 道路公団、藤井色一掃の動き」との報道
- 11月20日 近藤次期道路公団総裁、記者会見にて採算性重視などを主張
- 就任時点で予想された動きが早くも顕在化。
公団民営化とその後の高速道路建設のあり方は、今年の年末に来年度予算とともに決着することとなるだろうから、あと1ヶ月が勝負所。
だからこそ、この時期に知事も高速道路建設の続行をアピールするわけだ。
来年度分だけ決定して先送りということがあり得ないわけではないが・・・。
- 11月18日 石原国土交通大臣、国有地払い下げに関してのイニシャル発言を事実上撤回
- ・・・もはや語るまい。
合掌。
(2003-11-24記)
the 3rd week of November, 2003 (from 11-09 to 11-15)
- 11月13日 次期道路公団総裁に近藤剛参議院議員内定
- 11月14日 近藤剛参議院議員、道路公団総裁就任を正式受諾
- やっぱり小泉総理は「民間人」と言える人物でなければならないとこだわった。
民営化後の初代社長就任も視野に入っているとのことでもあり、彼の経歴も併せ考えると、今後の公団改革の道筋は次のようなものとなる可能性が高い。
まず、道路公団のバランスシートを徹底的にきれいにすることは必至。
自分が就任した後で経営状況が悪化する事態は回避しなければならないので、不採算部門はできるだけ国に移管させ、民営化した会社が引き継ぐ資産についてはめいっぱい引当を積むというインセンティブが働く(最近りそなで細谷会長がやったことと同じ)。
方や、会社の財務に比べれば道路建設に対する思い入れはないだろうから、あくまで道路建設は国の仕事として押しつけたがるはず。
これは以前紹介したように、公団内部の改革派事務系職員の考え方に極めて近いものであり、彼らが重用され、他方で技術系職員は冷遇されるか、民営化の際に国が担うであろう建設部門に多くが転属させられる可能性が高い。
象徴的な人事として、片桐幸雄を抜擢するなんてこともあり得るだろう。
(2003-11-16記)
the 2nd week of November, 2003 (from 11-02 to 11-08)
- 11月6日 次期総裁に牧野総理補佐官(元建設事務次官)、補佐官の後任は猪瀬直樹氏か? との報道
- ニュースソースは「複数の首相周辺」とのことだが、いわゆるアドバルーンとしてのリークであろう。
これといった反発も出なかったので、一つの有力な選択肢になり得たということなのだろうが、最後に残る高いハードルは総理本人がどう考えるかということ。
先の組閣において、竹中大臣が金融担当から外れるとのニュースが流れたが外れたように、小泉総理に関しては周辺情報があてになるとは限らない。
小泉総理の成功体験からすると、民間人を新総裁にするという選択をしたいとの思いは依然として強いと考えられる。
ただし、結局藤井前総裁は投票日より前には提訴しなかったということは、彼に対して何らかの働きかけをしてなだめた人間がいることを伺わせるが、もし牧野氏が新総裁になったとすれば、そうした働きかけをした人間が彼を推していて、小泉総理もその功績に報いたということなのではなかろうか。
(2003-11-09記)
the 5th week of October/ the 1st week of November, 2003 (from 10-26 to 11-01)
- 10月28日 第49回道路関係四公団民営化推進委員会にて総理へ勧告
- 委員会として、意見書が取り上げられないリスクに敏感なのはわからないではないが、それならそもそも総理が意見書公表後に尊重するとのみし、その通りにするとはしなかったことをとがめておかなければならなかった。
道路関係四公団民営化推進委員会設置法の規定を見ても、意見書どおりにしなければならないとの縛りはなく、総理がその通りにすると約束しない限り、道義的・政治的責任はあれど義務違反にはならないからだ(厳密に言えば約束を破っても、委員が慰謝料を求めるような場合でなければこの点はかわらないだろうが(笑))。
しかし、今井・中村の両名をパージし、民営化論者だけで委員が固められた現在の委員会運営も、冷静に見ればあまり褒められたものではない。
議事概要から感じられるのは、人民裁判そのものの雰囲気だ。
(2003-11-03記)
the 4th week of October, 2003 (from 10-19 to 10-25)
- 10月24日 藤井総裁解任
- 当初予定どおりの20日には結論は出なかったものの、解任自体は既定路線どおりに進んだ。
webmasterは以前解任と同時に新総裁を発表できれば御の字、と書いたが、それは少しでも早く解任騒動を過去の話とするため。
新総裁が選ばれれば、話題の中心は藤井前総裁から民営化へ徐々にシフトしていくことになろうが、新総裁が決まるまでは折に触れ解任問題が蒸し返されもするだろうし、時間の経過で過去の話となるのを待つには総選挙が近すぎる。
総選挙まで3週間だが、民間から新総裁をスカウトできるのであれば、遅くとも2週間以内に公表できればある程度プラス効果が見込めよう。
一部でささやかれているように、小野邦久不動産適正取引推進機構理事長(建設次官OB)を総裁にするというのが本当であれば、逆に総選挙までは絶対に発表しないだろうが。
- 10月23日 週刊文春にて藤井総裁、青木自民党参議院幹事長、飯島首相秘書官らの実名公表
- というわけで、秘すればこそ花であったイニシャルの中身を公式に明かしてしまったのもやりすぎだろう。
「報道されていることが事実かどうかコメントする立場にありません」とだけ言って口を閉ざしておけば、追及は石原大臣に向かったものを。
まぁ、それだけ怒りに我を忘れているのだとは思うが。
- 10月22日 藤井総裁代理人記者会見
- あんまり調子に乗らない方がいいような・・・。
あまりにもあからさまな嫌がらせであり、判官贔屓による好意的見方をひっくり返しかねない。
石原大臣の姿がみっともなく見える現状が適度な攻め具合であり、あまりに追いつめすぎては逆に同情票が集まってしまう。
ただでさえ悪役に見られがちな立場にいるのだから、そのイメージを自ら増強するのは賢明な選択ではあるまい。
- 10月21日 石原国土交通大臣閣議後記者会見
- 膝蓋腱反射で予測はしていたものの、例のイニシャル発言についてここまであからさまに及び腰になるのを見ると、いささか哀れ。
大臣就任時の会見は言うもさらなり、10月7日の会見でも得意げだったわけなのだが、それからわずか2週間で・・・。
しかし、国土交通省の担当者は、大臣の想定問答をどこまで書かされているのだろうか。
哲学者発言などは大臣自身の言葉かと思うが、イニシャル発言を追及しないことについては事務方発言が先行したあたり、それなりにきちんとしたものを作ってレクチャーしているようだ。
さすがは良くも悪くも海千山千の国土交通省、例えば田中真紀子に対する外務省の手際の悪さに比べ、そつなくこなしていると感心。
(2003-10-26記)
bewaad<webmaster@bewaad.com>
go back to top page[0]
/テーマ別書庫[8]/道路公団始末記