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  • 09/20/2007 (11:59 pm)

    モ(ウ)リーニョ退任!

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    Chelsea Football Club and Jose Mourinho have agreed to part company today (Thursday) by mutual consent.

    CHELSEA STATEMENT

    どこかJのチームで雇え(資金力があって現監督に満足してなさそうということを条件だとすると、可能性がないわけではないのはグランパスエイトかヴェルディぐらいかな?)、と言いたいところですが、本人はスコラーリの後任としてのEURO2008後のポルトガル代表監督を狙っているでしょうから、来年6月までと期間が厳しいのは否めません。それでも、ポルトガル代表監督になったら解約自由とのオプションをつけてでも、日本に呼んで欲しいなぁと。

    #で、モ(ウ)リーニョがポルトガルに行ってしまったら、スコラーリに来てもらいましょう(笑)。

    そう思うのはwebmasterがモ(ウ)リーニョファンだからではありますが、彼でなくても、イルレタとかピアンチとかドゥヌエとかデシャンとかカペッロとかザッケローニとか・・・の浪人中の監督(全員が今なおそうか裏は取りきれてませんが)のできるだけ多くに日本に来てもらうことができればなぁと思います。オシムやシャムスカの例をみれば明らかなように、きちんと結果を出せば日本のサポーターはそれを認めますから、一般的な知名度の有無は問題にならず、他方でヨーロッパの一流監督の戦術やチーム運営を日本に取り入れることは波及効果も大きいのですから。だからこそヴェンゲルが何度となく引き合いに出されるわけで、確かにヴェンゲルもいい監督ですけれども、彼だけが名監督の代名詞であるかのごとく扱われるのは偏った話と言わざるを得ませんし。

    07/28/2007 (11:57 pm)

    とある選手に関する妄想

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    200Y年M月D日、東京ドームは満員のお客であふれかえっていた。そう、PRIDEの復活である。UFCブランドの日本市場における低迷に痺れをきらしたロレンゾ・フェティータの切り札は、これ以上なく彼を満足させていた。

    数多くのファンを酔わせた祭典も、ついにクライマックスを迎える。リングに立つのは無敵のチャンピオン、エメリヤーエンコ・ヒョードル。その鋭い視線は、選手入場口を刺す。そう、チャンピオンが挑戦者を待っているのだ。

    メインにてヒョードルの相手を務めるのは誰か、それはこの瞬間までついに明かされなかった。秘密を守るための入場順の逆転、しかし「それに値するだけの選手であることは保証する」とのフェティータの言葉から、UFCチャンピオンとのダブルタイトルマッチを想像する人も少なからずいた。

    いっせいに照明が落とされ訪れた闇を、高らかなコールが切り裂く。

    「ただ最強であることを証明するために・・・地位や名誉、そして伝統という檻から解き放たれた蒼き狼が、ロシアンエンペラーを再び『タタールのくびき』に捕らえるのだ! ドルゴルスレン・ダグワドルジ、入場!」

    ・・・ってなことにならないかなぁ。辞めちまいなよ、大相撲(笑)。

     仮病疑惑横綱に前代未聞の巡業参加お断りが通告された。腰椎(つい)の疲労骨折で夏巡業の不参加を申請しながら、母国モンゴルでサッカーをしていた横綱・朝青龍(26=高砂部屋)の問題で、日本相撲協会の巡業部は27日、東京・両国国技館で緊急会議を開催。公式行事をないがしろにする朝青龍の行動に対する怒りが爆発し、30日に日本に戻る朝青龍が、8月3日から始まる夏巡業に参加の意思があっても、受け入れない方針を決めた。

     時折、怒声が飛び交った2時間の緊急会議を終えた巡業部幹部の言葉に怒りが満ちていた。

     巡業部の長である大島部長(元大関・旭国)が「横綱から診断書が出た以上、出席してもらわなくても結構という結論に達した」との部としての見解を発表。言葉だけを聞けば横綱の報告を尊重するともとれるが、実情はそうではなかった。

     高田川副部長(元大関・前の山)がまくし立てる。「(巡業に)出たいと言いだしても、お断りします」。決然とした参加拒否の言葉。さらに「横綱うんぬんの問題ではない。半永久的に(巡業参加をお断りする)、そのぐらいの気持ちですよ」と一気に話した。

     不知火副部長(元関脇・青葉城)の言葉は皮肉たっぷりだ。朝青龍が巡業不参加の理由として提出した診断書を公表。「左ひじ内側側副じん帯損傷、左尺骨神経障害、急性腰痛症、第5腰椎疲労骨折で約6週間の休養、加療を要する」という内容に対し「普通は6週間だったら翌日から入院するでしょう」とばっさり。理事会が最終的に判断する処分についても「私たちが思っている以上に上(執行部)は思っているでしょう。理事長も何か思うところはあるはず」と強い口調で話した。

     事の発端は25日のフジテレビのニュースで、朝青龍が元日本代表の中田英寿氏とサッカーに興じている映像が流されたことだった。全治6週間のケガをしているはずの朝青龍が、母国モンゴルのサッカー場を元気に走り回っているシーンが放送された。シュートを決めて中田氏と抱き合う表情は満面の笑み。秋場所出場も危ぶまれる状態のはずだが、悲壮感はみじんもなかった。

    (略)

     高砂親方は30日の朝青龍の来日後すぐに、北の湖理事長(元横綱)に事情報告を行う。25日に診断書を提出した時点で、状態が良くなれば巡業に途中から参加させると話していたこともあり、本人との話し合いの上で巡業の参加を申し入れる可能性もある。だが、軽率な行動で巡業部という“身内”を敵に回した朝青龍。処分が下されるかどうか以上に、相撲界での立場が非常に厳しくなったのは確かだ。

    スポーツニッポン「朝青龍に「巡業一生来るな」」

    06/24/2007 (11:35 pm)

    ピーター・アーツ、ボブ・サップを瞬殺@FieLDS K-1 WORLD GP in AMSTERDAM

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    谷川イヴェントプロデューサに選手を見る目がないのはわかりきったことなのですから、彼からブッキングやマッチメイクの権限を剥奪して、前田日明あたりに任せないと、せっかくライヴァルのPRIDEが実質的に崩壊状態だというのに、客から見放されてしまうことでしょう>K-1。といいますか、地上波でUFCを中継してほしいなぁ・・・CXも、K-1はntvあたりに放送権を売却して、UFCを放送すればいいのに・・・中継からの撤退でPRIDE崩壊の序曲を奏でたのですから、それぐらいは格闘技ファンに対して誠意を見せてくれてもいいのに・・・。

    06/01/2007 (5:35 am)

    不知火型は雲竜型とは異なり攻撃型、ではないようです。

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    白鵬の土俵入りに関連してぐぐっていたら偶然見つけたページより。

    さて、残る話は、「三段構えの基本」と彦山氏が称したものについてである。現在、「雲龍型」の土俵入りは、曲げている左腕は守りを、伸ばしている右腕は攻めを表すとされる。「不知火型」は両腕とも伸ばしているので、攻め一辺倒の意志を強調するということになっている。これが大嘘も大嘘、真の嘘っぱちであることは、有名な話である。

    「相撲」昭和56年2月号「しつぎおうとう」欄の池田雅雄氏の回答を途中から引用すると、「戦時中のこと、北京で皇軍慰問の巡業があり、そのとき羽黒山の土俵入りを見たある将軍が、笠置山(先代秀ノ山)に、あの型は双葉山と違うが、どういう意味があるのかと質問され、知恵者の笠置山はとっさに「あれは不知火型といい両手を前に差し出すのは、攻撃型であり、双葉山の左手を胸に当てるのは、守りであり、伸ばした手を攻めを表わし、攻防の型を示しています」と戦時中らしく説明すると、将軍は満足してうなずいたそうです。これを当時協会嘱託の彦山光三氏に話したところが、それはいいことを聞いたと、以後このことを強調するようになって、今のように流布してしまったと、のちの秀ノ山親方は筆者に苦笑し告白してくれました。相撲故実というのは、のちにコジツケたことが多く、これもその一例で、深い意味はありません。

    吉葉山が現役時代に「ワシの不知火型は、攻撃ばかりで邪道だと彦山氏がいうが、ほんとうか」と筆者に心配してたずねたことがあり、そのいわれはまったくタワイのないことから出たのだと、秀ノ山親方の話を伝えて、「邪道でない」と説明し、安心させたことがあります。今でもこの虚説を鵜飲みにして書く人もいますがナンセンスな話です」とのことである。理屈で考えたって分かりそうなものだ。上段・中段・下段のうち中段と下段で攻防の型を示しているものが、片腕ずつに攻防を配するなど全くバカバカしい。

    雲龍型と不知火型(webmaster注:適宜改行を加えました)

    恥ずかしながら、webmasterはマスメディアの報道を鵜呑みにしていて、てっきり不知火型は攻撃型であると信じ込んでいました。こんな事情があったんですねぇ。ええ、理屈で考えてもわかりませんでしたorz。

    ちなみに、引用文中に出てくる吉葉山とは、白鵬が土俵入りを不知火型と決断した決め手となった力士であるとのこと。このタイミングでwebmasterが知ることになったのも、何かの因縁でしょうか(笑)。

     歓喜の表彰式。「うちの部屋(宮城野)の横綱で吉葉山がいまして。土俵入りは不知火型でやります」と明かした。立浪一門の系統をさかのぼれば、白鵬の土俵入りは「不知火型」。しかし「不知火は短命が多い」との事実が白鵬の気持ちを揺さぶった。一時は「雲龍型」への意向も示すなど、横綱昇進を確実にした26日の時点でも、まだ型は決まっていなかった。

     決定打は育ての親、熊ケ谷親方(元幕内・竹葉山)の言葉だった。「若くして横綱になった人は短命ではない。自分が歴史をつくればいいじゃないか」。吉葉山は、新十両が決まった1943年に兵役で4年間、土俵を離れた。戦後に復帰し、54年に全勝優勝して33歳で第43代横綱に昇進したが、戦争で負った足のケガや病気に泣かされ、横綱で一度も優勝することなく、在位17場所で引退。宮城野部屋を創設した。悲運の横綱の無念を晴らす思いが、土俵上での宣言に込められた。

    スポーツニッポン「白鵬「不知火」で先輩の無念晴らす」

    05/24/2007 (5:52 am)

    みらんが勝った

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    インテルとチェルシーが負けた時点でほとんど興味はなくなっていたはずなのですが、ついつい最後まで観てしまいました>CL。とりあえず、クラブワールドカップ関係者にとってはいい結果だったと言えるのでしょう。りヴぁぽー(「う」に濁点って、ひらがなは出ないんですねぇ)は最近来たばかりで、その後主力の入れ替えもさほどはないので、集客力において劣るでしょうから。

    しかし、イングランドファンにとってはさぞかしつらい結果でしょう。準決勝にプレミアのチームが3つも残っていながら、優勝は残る1つだったわけですから・・・。

    04/25/2007 (6:55 am)

    オランダのサッカーファンによるクライフの名言アンケート

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    なんでも1位は「どんな欠点にも長所がある」だそうですが。

    »

    04/23/2007 (3:26 am)

    ミルコ・クロコップvsガブリエル・ゴンザーガ@UFC70

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    Youtubeの動画が片っ端から著作権の関係上削除される中、かろうじて最後の部分のみを見たわけですが・・・。

    »

    04/15/2007 (4:09 am)

    プロ野球の経済学V(後編):裏を表にするには・・・(続)

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    昨日の続きです。

    Q3 裏金問題をなくすためには、どのような賞罰設計をすればよいのか経済学的視点から制度設計を試みてください。

    昨日申し上げたように、裏金問題とはすなわちカルテル破りですから、それをなくすには、

    1. カルテルを破っても得をしない制度とする。
    2. カルテル自体を止める(存在しないものは破れない)。

    のいずれかということになります。

    前者については、昨日の便益計算を再掲すれば(4/18一部訂正)

    自らがカルテルに参加してい(て逆指名が得られず、抽選にな)る場合の事前の期待便益

    =(限界収入−カルテル価格)×抽選により獲得できる確率(=1/競合球団数)

    自らのみがカルテルを破(り、逆指名が得られ)る場合の事前の期待便益

    =限界収入−カルテル価格+α

    ということになりますが、カルテルを破った場合の期待便益が、

    • 期待収入−カルテル価格+α)×抽選により獲得できる確率(=1/競合球団数)

    となれば、「α×抽選により獲得できる確率」分だけカルテル破りをした際に損をすることになりますから、誰もカルテルを破ろうとはしなくなるでしょう。すなわち、いわゆる逆指名の廃止がこれに当たります。

    #カルテル破りが判明した際に課徴金を課すといった制度も考えられますが、カルテル破りを調べるコスト等を考えれば現実的でないと思いますので、詳述はいたしません。

    後者については、こと裏金問題に限定するのであれば、契約金(初年の年俸等の契約時に取り決められるその他の金銭給付を含む。以下同じ)の上限を撤廃する、ということになります。つまり、選手その他の関係者にいくらでも渡してよいこととすれば、すべては「表金」になりますから、裏金はそもそも存在しなくなるわけです。

    ただ、そもそもドラフト自体がカルテルなわけですから、「カルテル自体を止める」という路線を徹底するなら、ドラフトも廃止して、完全な自由競争にするということになるでしょう。選手が特定の球団と契約を締結するまでは、どの球団も自由に条件を提示することを可能とし、選手はその中からもっともいい条件を提示していると思う球団を選ぶ、というものにすることが、究極のカルテル廃止ということになります。

    Q4 そのような制度がオーナー会で採択されるのか、されないのかについて論ぜよ。

    カルテルを締結している目的は、昨日書いたとおり、「選手という労働力の買い手である各球団が連携して、あたかも独占企業であるかのように振舞うことにより、価格を引き下げ」ることですから、Q3の2つの選択肢でいえば、カルテルを維持してカルテル破りを防ぐ制度を球団オーナーは選ぶことでしょう。現に、2008年実施ドラフトから、希望入団枠を撤廃することが決められました。

    Q5 今回の裏金騒動であなたが「おかしい」と感じた言論を列挙し、その理由を述べよ。

    本来算盤勘定が原因である本件について倫理的な側面からのみ論じることなどもいかがかと思いましたが、もっとも「おかしい」と感じたのは、次のような評価でしょう。

     ◇今年度から希望枠廃止、難しくないはず=解説

     球界は、巨人は、いつまで内輪の論理に拘泥するのか。

     会議の席で、巨人とともに今年からの希望入団枠撤廃に反対の意見を述べた根来コミッショナー代行は、「制度を作るときは十分に研究しないといけない。勢いに流されてはいけない」と語った。一理はあるが、プロ野球が客商売であり、ファンあってのものであることを忘れている。

     西武の裏金問題が起き、アマ3団体が一致して希望入団枠廃止を要望しながら、それでも今年度からの廃止が合意できなかったことを、世間はどう見るか。多くの人は「すでに今年の希望枠で入団する選手と話ができているから、撤廃できないのだろう」と疑念を持ってしまう。イメージダウンの大きさは計りしれない。アマ3団体がそろって失望を表明したのも当然だ。

     また、巨人・清武代表は「希望枠を無くすなら、選手の自由がかなえられないといけない」として、ドラフト改革はフリーエージェント(FA)権取得期間の短縮と一体で論じる必要があるとした。しかし労組日本プロ野球選手会ですら、13日の話し合いで「FAの話はいったん置いて、まずは希望枠を廃止すべき」と、ドラフトとFAの切り離しを容認している。これでは巨人は、今回の問題をFA短縮に利用しようとしていると勘ぐられても仕方があるまい。

    毎日「プロ野球:希望枠08年廃止で一致 球団代表者会議」

    これまで繰り返し書いたことですが、ドラフトというカルテルの中で、それを破る道として機能しているのがいわゆる逆指名ですから、それを維持することは新人選手にとって得になることです(昨日のQ1への回答をご覧ください)。現行の希望入団枠の維持、あるいはその廃止に対する代替措置としてのFA期間短縮(ご存知のとおり、FA宣言した選手は全球団と交渉可能となりますから、これまた一種のカルテル破りとして機能します)は、いずれも選手の利益につながる措置です。それを主張するジャイアンツが、なぜこれほどまでに悪役とならなければいけないのでしょうか。

    アマチュア野球団体や選手会が希望入団枠廃止を主張するのも、当然ながらそれら団体にとって得になるからで、逆に言えば新人選手の利益よりもそれら団体の利益を優先してのことです。具体的には、

    アマチュア野球団体

    入団交渉が自由化され(いわゆる逆指名による実質的なそれも含む。以下同じ)、早い段階でプロ野球球団入団が決まるようになった場合、入団の決まった選手が怪我などを嫌って手を抜くのは困るので、ドラフト会議まで入団が決まらないことが望ましい。

    選手会

    球団の人件費という限られたリソースをめぐって、現役選手と新人選手は対立構造にありますから、入団交渉が自由化され、新人選手に対してより多くの支出がなされるようになった場合、現役選手の人件費が削られる(引退勧奨の増加and/or年俸削減)のは困るので、カルテルによる契約金上限が守られることが望ましい。

    ということになるでしょう。

    もちろんジャイアンツとて新人選手のためのみを思って利他的にそのような主張をしているはずもなく、自らの利益になると考えての行動であることは間違いありません。しかしながら、結果としては、関係者の中で新人選手の利益に沿う発言をしているのは、ジャイアンツしかいないわけです。

    そのジャイアンツをバッシングして、カルテルに基づく各球団・団体の既得権維持があたかも素晴らしいことであるかのように誉めそやす言論というのは、いかがなものでしょうか。まだそれがためにする理屈であるとわかっている(よね?)各球団やアマチュア団体、選手会はましでしょう。そうとも理解せず(少なくともしているようには見えません)、一方的な報道を垂れ流すマスメディアというのは、ねぇ。

    04/14/2007 (7:33 am)

    プロ野球の経済学V(前編):裏を表にするには・・・

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    世上、裏金問題が騒ぎとなっていますが。

    329: 名無しさんの冒険  2007/04/13(Fri) 15:19

    (略)

    プロ野球の裏金問題に個人的に興味があります。契約金の上限をオーナー会議で決めたにも関わらず、裏をかいて裏金を作ってまで学生にお金を渡して、選手獲得に励もうとしている球団があります。

    1. 契約金の上限をオーナー会で決める事で、選手の厚生的損得、チームの利益面での損得を経済学的に分析してください。

    2. 裏金を払ってでも有力選手を囲い込もうとするチームが、それを合理的と考える理由を経済学的に説明してください。

    3. 裏金問題をなくすためには、どのような賞罰設計をすればよいのか経済学的視点から制度設計を試みてください。

    4. そのような制度がオーナー会で採択されるのか、されないのかについて論ぜよ

    5. 今回の裏金騒動であなたが「おかしい」と感じた言論を列挙し、その理由を述べよ

    こんな感じでどうでしょ。学生さんの練習問題に使えるかもよ。

    いちごびびえす経済/経済学板「プロ野球の経済学」スレ・レス329

    というわけで、以下webmasterなりの考えを。

    Q1 契約金の上限をオーナー会で決める事で、選手の厚生的損得、チームの利益面での損得を経済学的に分析してください。

    オーナー会議で契約金の上限を定めるとは、カルテルの締結ということになります。すなわち、選手という労働力の買い手である各球団が連携して、あたかも独占企業であるかのように振舞うことにより、価格を引き下げているわけです。

    もともとドラフト制度自体が、独禁法上どうかという法律問題は脇に置くとしても、経済学的に見れば買い手によるカルテルだったわけです。すなわち、ドラフトで指名されれば、選手は指名した球団としか交渉できない(それ以外の球団には入団できない=それ以外の買い手を選べない)ので、その段階で買い手独占が成立し、選手側は他球団と競合させることによる価格の引上げができなくなり、その分だけ価格が抑えられていたわけです。

    名称は自由枠や希望枠など時代により異なりますが、いわゆる逆指名(ドラフト会議前に選手側から球団を指名すること)は、ドラフト会議に先立って逆指名を獲得するための複数球団の競合を可能にするわけですから、つまりはドラフトによる買い手独占を破る効果がありました。ドラフト前には市場における自由競争状態が実現するので、それがなく買い手独占が維持されている状態に比べれば価格を上昇させることになります。

    契約金の上限カルテルは、この価格上昇を抑制するものです。言い換えれば、いわゆる逆指名によりいったんは崩壊したドラフトという買い手カルテルの実効性を回復させる意図を有するものだと言えるでしょう。したがって、「選手の厚生的損得、チームの利益面での損得」としては、

    選手の厚生的損得

    本来自らの能力の対価として得られてしかるべき価格(球団にとってのその選手を獲得することによる限界収入)以下の価格しか得られず、損をしている。

    チームの利益面での損得

    選手を獲得することによる限界収入以下の価格で選手を獲得することができるので、差分が超過利潤となり、得をしている。

    ということになります。

    Q2 裏金を払ってでも有力選手を囲い込もうとするチームが、それを合理的と考える理由を経済学的に説明してください。

    第1問の裏返しとなります。つまり、本来球団は選手を獲得することによる限界収入を支払ってもペイするわけですが、それを買い手カルテルの締結により引き下げているのですから、カルテルによる価格を上回る費用を支出しても、それが限界収入に達するまでは、利益を確保することができるわけです。

    ある球団にとって、もっとも利益が大きいのは、他球団がカルテルを遵守する一方で、自分だけがカルテルを破ってカルテル価格よりほんのわずかに高い価格を提示し、それにより逆指名を得ることです。すなわち、

    自らがカルテルに参加してい(て逆指名が得られず、抽選にな)る場合の事前の期待便益

    =(限界収入−カルテル価格)×抽選により獲得できる確率(=1/競合球団数)

    自らのみがカルテルを破(り、逆指名が得られ)る場合の事前の期待便益

    =限界収入−カルテル価格+α)(4/18訂正)

    ということになります(同一の収入に対しては、球団の違いに関わらず同一の便益が生じるものと仮定)。

    ご覧のとおり、競合球団数の増加により期待便益は1/2、1/3・・・と急速に減少していきますから、相当程度高い水準のαを支払っても割に合うことになります。これが、「裏金を払ってでも有力選手を囲い込もうとするチームが、それを合理的と考える理由」です。限界収入=限界費用が均衡価格となりますから、つまりはα=限界収入−カルテル価格となるまでは、α=裏金を支払った方が得になるのです。例えば限界収入が5億円、カルテル価格が1億5,000万円であれば、3億5,000万円までなら裏金を支払っても割に合います。

    しかしながら、当たり前のことですが、ある球団がカルテル破りをしたというのに、他球団がそれを黙って見過ごすはずもありません。ある球団がカルテル破りをしたにもかかわらず、それを黙って見過ごす場合には、「自らがカルテルに参加してい(て逆指名が得られず、抽選にな)る場合の事前の期待便益」は、他球団が逆指名を獲得するわけですから「抽選により獲得できる確率」がゼロになるわけで、つまりは期待便益もまたゼロです。

    かくて買い手カルテルは崩壊し、裏金が横行するようになったのが現状、ということになるのです。

    (以下後編)

    04/12/2007 (12:35 pm)

    プルシェンコ競技復帰

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    iori3さんのエントリで知ったのですが、そこで引用されている朝日の記事を見たところ・・・

     24歳のプルシェンコはトリノ五輪後、活躍の場をアイスショーに移していた。復帰の理由は、ロシア勢が3月の世界選手権(東京)で不振だったことで「もう一度、ロシアを世界のトップレベルに引き上げたい」と話した。10年バンクーバー五輪も目指す計画だという。

    朝日(AP共同)「フィギュア男子のプルシェンコが競技復帰」

    アレクサンダー・ガーレン(グラップラー刃牙の登場人物の一人。モデルは空前にしておそらく絶後の最強グレコローマンレスラー、アレクサンドル・カレリン)を思い出したのは、webmasterだけ?

    「ミスタートクガワ」

    「私は間違っていた」

    「小僧っ子のタクタロフをロシア代表と認めるなんて…」

    「残っている選手を
    全員闘技場に集めろッッッ
    一人残らず投げ殺して
    ロシア民族の最強を示してやるッッッ」

    板垣恵介「グラップラー刃牙」30巻

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